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製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【3/22~3/26】

製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【3/22~3/26】

2021年3月22日(月)

第一三共 新型コロナmRNAワクチンのP1/2試験開始

第一三共は3月22日、開発中の新型コロナウイルス感染症向けmRNAワクチン「DS-5670」の国内臨床第1/2相(P1/2)試験を開始したと発表した。同ワクチンは、第一三共の核酸送達技術を使ったもので、東京大医科学研究所と研究開発を進めている。試験は健康成人・健康高齢者152人を対象に実施。安全性と免疫原性を評価し、推奨用量を検討する。

大正製薬、抗TNFαナノボディ製剤オゾラリズマブを申請

大正製薬は3月22日、抗TNFα抗体オゾラリズマブ(開発コード・TS-152)を「既存治療で効果不十分な関節リウマチ」の適応で申請したと発表した。同薬は、2つの抗TNFαナノボディと抗血清アルブミンナノボディを融合した三量体構造の低分子抗体で、ベルギーのアブリンクスが創製。2つの結合部位でTNFαの作用を阻害し、血中滞留性の高い血清アルブミンとの相互作用で月1回投与を可能にしている。大正はアブリンクスから15年に導入し、国内で開発を進めてきた。

ブリストル、CAR-T細胞療法「ブレヤンジ」が承認

ブリストル・マイヤーズスクイブは3月22日、CD19を標的とするCAR-T細胞療法「ブレヤンジ」(一般名・リソカブタゲン マラルユーセル)の承認をセルジーンが取得したと発表した。適応は「再発または難治性の大細胞型B細胞リンパ腫」「再発または難治性の濾胞性リンパ腫」。国内ではノバルティスファーマの「キムリア」、第一三共の「イエスカルタ」に続く3剤目のCAR-T細胞療法となる。同薬は米国で今年2月に承認されており、欧州でも申請中。

あすか製薬 25年度までの中期経営計画を発表

あすか製薬は3月22日、2021~25年度の5カ年の中期経営計画を発表した。産婦人科領域、甲状腺領域を中心とする医療用医薬品事業では、オープンイノベーションを活用した新薬開発と導出入活動を活発化させるほか、アジアを中心とした海外展開を進める。「動物用医薬品」や「検査・診断」にも事業を拡大させ、最終年度に売上高700億円、営業利益率8%を目指す。

武田コンシューマーヘルスケア、「アリナミン製薬」に社名変更

武田コンシューマーヘルスケア(TCHC)は3月19日、31日付で米投資ファンドのブラックストーンに売却されることに伴い、社名を「アリナミン製薬」に変更すると発表した。製造子会社の武田ヘルスケアも「アリナミンファーマテック」に社名を変更する。アリナミン製薬の代表取締役社長には、元エーザイ副社長で現在はブラックストーンのシニアアドバイザーを務める本多英司氏が就任。現社長の野上麻理氏は副会長に就く。

大塚、「サムスカ」プロドラッグ注射剤を申請

大塚製薬は3月22日、利尿薬「サムスカ」のプロドラッグ注射剤トルバプタンリン酸エステルナトリウム(OPC-61815)を申請したと発表した。適応は、「ループ利尿薬などほかの利尿薬で効果不十分な心不全における体液貯留」。経口剤を服用できない患者への治療選択肢として期待される。

武田「タケキャブ」口腔内崩壊錠を申請

武田薬品工業は3月22日、自社創製の酸関連疾患治療薬「タケキャブ」(ボノプラザンフマル酸塩)の口腔内崩壊錠を申請したと発表した。大塚製薬との国内共同プロモーション契約に基づき、承認取得後は武田が製造販売を担当し、両社共同で情報提供活動を行う。

オンコリス、コロナ薬のGMP製造を岩城製薬に委託

オンコリスバイオファーマは3月22日、開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬「OBP-2011」について、治験薬原薬のGMP製造を岩城製薬に委託することで合意したと発表した。来年1~3月をめどに治験薬原薬を岩城から受け取る見通しで、同年中の治験申請を目指す。OPB-2011は、昨年6月から開発してきた「OBP-2001」の活性や経口吸収性を改良した製剤。

エーザイ 川島工園に注射剤/研究棟を建設

エーザイは3月22日、川島工園(岐阜県)で新注射剤棟/研究棟の建設を始めたと発表した。川島工園はこれまで自社創製品の製剤研究を一手に担ってきたが、モダリティの拡大に伴い、注射剤製造の研究機能やプロセス開発機能を強化する。新棟には、GMP要件を満たした注射剤製造施設を導入し、注射剤の治験薬製造の内製化を目指す。完成は2022年7~9月を見込む。

メディパル、SBI子会社とコーポレートベンチャーキャピタルを設立

メディパルホールディングス(HD)は3月22日、SBIホールディングス傘下のSBIインベストメントと、コーポレートベンチャーキャピタルファンド「MEDIPAL Innovation Fund」を設立したと発表した。SBIの経験を活用して国内外のベンチャー企業に投資し、収益基盤の拡大と企業価値向上を目指す。ファンド規模は100億円で、運用期間は10年。

LINK-J、フランスのライフサイエンスクラスターと提携の覚書

ライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)は3月22日、2月5日に仏Medicen Paris Region(MPR)と提携に関する覚書を結んだと発表した。MPRは430を超える企業・アカデミアなどで構成される欧州最大級のライフサイエンスクラスター。両者は向こう5年間にわたって相互協力を検討しており、MPRの活動から生まれた研究成果をビジネスや産業につなげることを目指す。

 

2021年3月23日(火)

インサイト、FGFR阻害薬「ペマジール」が承認…日本市場に本格参入

米インサイト・コーポレーションは3月23日、FGFR阻害薬「ペマジール」(一般名・ペミガチニブ)が日本で承認されたと発表した。適応は、「がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道がん」。インサイトは自社で販売を行う予定で、同薬の発売で日本市場に本格参入する。

JCRファーマ、先駆け指定のムコ多糖症Ⅱ型治療薬が承認

JCRファーマは3月23日、ムコ多糖症Ⅱ型(ハンター症候群)治療薬「イズカーゴ」(パビナフスプ アルファ)が承認を取得したと発表した。同薬は先駆け審査指定制度の対象品目で、昨年9月に申請。JCRの血液脳関門通過技術「J-Brain Cargo」を適用しており、全身症状だけでなく、中枢神経系症状にも作用が期待される。

ノバルティスの多発性硬化症治療薬「ケシンプタ」が承認

ノバルティスファーマは3月23日、月1回皮下投与の多発性硬化症治療薬「ケシンプタ」(オファツムマブ)の承認を取得したと発表した。適応は、「再発寛解型多発性硬化症または疾患活動性を有する二次進行形多発性硬化症患者の再発予防と身体的障害の進行抑制」。同薬は抗CD20抗体で、CD20陽性B細胞表面に結合してB細胞の融解・減少を誘発する作用を持つ。

エーザイ、T細胞リンパ腫治療薬「レミトロ」の承認を取得

エーザイは3月23日、抗がん剤「レミトロ」(デニロイキン ジフチトクス)について、「再発または難治性の末梢性T細胞リンパ腫」「再発または難治性の皮膚T細胞性リンパ腫」の適応で承認されたと発表した。同薬は、IL-2とジフテリア毒素の部分配列からなる融合タンパク質。がん細胞表面のIL-2受容体と特異的に結合してタンパク質合成を阻害することで抗腫瘍効果を発揮する。エーザイは日本とアジアでの開発・販売権を持つ。それ以外の地域では、インドのドクター・レディーズ・ラボラトリーズに権利を譲渡している。

帝人ファーマ 骨粗鬆症治療薬「オスタバロ」が承認、発売時期は未定

帝人ファーマは3月23日、骨粗鬆症治療薬「オスタバロ」(アバロパラチド)が承認されたと発表した。対象は骨折の危険性の高い患者。同薬は1日1回80マイクロ・グラム投与だが、承認を取得したのは3mg製剤で、同社は新薬の14日処方制限に対応した製剤を開発中。このため発売時期は未定としている。

中外 抗CD79b ADC「ポライビー」承認

中外製薬は3月23日、抗CD79b抗体薬物複合体(ADC)「ポライビー」(ポラツズマブ ベドチン)が再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫の適応で承認されたと発表した。ベンダムスチン(凍結乾燥注射剤)、リツキシマブと併用する。同薬は米国で2019年に、欧州で20年に承認されている。未治療の患者に対する臨床第3相(P3)試験が進行中。

血液検体使用のがん遺伝子パネル検査が国内初承認

中外製薬は3月23日、国内初となる血液検体を使ったがん遺伝子パネル検査「FounfationOne Liquid CDx」が承認されたと発表した。米ファウンデーションメディシンが開発したもので、腫瘍組織の採取が難しかった患者にも対応できるようになる。324のがん関連遺伝子に関する包括的ゲノムプロファイリングのほか、「タグリッソ」「ロズリートレク」などのコンパニオン診断としても使用できる。

バイエル 国内2番手のTRK阻害薬「ヴァイトラックビ」の承認取得

バイエル薬品は3月23日、TRK阻害薬「ヴァイトラックビ」(ラロトレクチニブ)がNTRK融合遺伝子陽性の進行・再発固形がん治療薬として承認されたと発表した。今年1月には、中外製薬のがん遺伝子検査パネル「FoundationOne CDx」がコンパニオン診断として承認済み。TRK阻害薬としては、国内では中外の「ロズリートレク」に続く2剤目となる。

田辺三菱 視神経脊髄炎スペクトラム障害治療薬「ユプリズナ」の承認取得

田辺三菱製薬は3月23日、視神経脊髄炎スペクトラム障害治療薬「ユプリズナ」(イネビリズマブ)の承認を取得したと発表した。同薬は米ビエラ・バイオ(米ホライゾン・セラピューティクスが今年3月に買収)から導入した抗CD19抗体で、視神経脊髄炎を含む視神経脊髄炎スペクトラム障害の再発を予防する。

生化学、関節機能改善薬「ジョイクル」承認…小野薬品が販売へ

生化学工業は3月23日、関節機能改善薬「ジョイクル」(ジクロフェナクエタルヒアルロン酸ナトリウム)について、変形性関節症(膝関節、股関節)の適応で承認を取得したと発表した。ヒアルロン酸にジクロフェナクを結合した薬剤で、関節腔内に直接投与する。販売は小野薬品工業が行う。

サノフィ 「ノボラピッド」のバイオシミラーが承認

サノフィは3月23日、超速効型インスリンアナログ製剤「ノボラピッド」のバイオシミラー「インスリン アスパルトBS注NR『サノフィ』」が承認されたと発表した。適応は「インスリン療法が適応となる糖尿病」。欧州などでも昨年、承認を取得している。

大鵬薬品、制吐薬ホスネツピタントを申請

大鵬薬品工業は3月23日、NK1受容体拮抗型制吐薬「Pro-NETU」(ホスネツピタント)を申請したと発表した。適応は「抗がん剤投与に伴う消化器症状(悪心・嘔吐)」。大鵬は、2011年に同薬の権利をスイスのヘルシン・ヘルスケアから獲得し、国内で開発を進めてきた。

ダラツムマブ、皮下注の「ダラキューロ」が承認

ヤンセンファーマは3月23日、多発性骨髄腫治療薬の抗CD38抗体ダラツムマブの皮下投与製剤「ダラキューロ」が承認されたと発表した。ダラツムマブは点滴静注製剤「ダラザレックス」としてすでに承認されているが、同剤はボルヒアルロニダーゼ アルファを配合することで皮下投与を可能にした。米国と欧州でも昨年、承認されている。

「レンビマ」胸腺がんに適応拡大

エーザイとMSDは3月23日、抗がん剤「レンビマ」(レンバチニブ)が「切除不能な胸腺がん」で承認を取得したと発表した。承認は、国内で行われた医師主導P2試験に基づく。同疾患は国内患者数が約140人と推定される希少疾患で、治療薬が承認されたのは今回が国内で初めて。

アッヴィ「ベネクレクスタ」急性骨髄性白血病への適応拡大承認

アッヴィは3月23日、経口BCL-2阻害薬「ベネクレクスタ」(ベネトクラクス)が急性骨髄性白血病に適応拡大したと発表した。強力な化学療法に不適応の初発の成人患者に対する新たな治療選択肢として期待される。

JT・鳥居「リオナ」が鉄欠乏性貧血に適応拡大

日本たばこ産業(JT)と鳥居薬品は3月23日、高リン血症治療薬「リオナ」(クエン酸第二鉄水和物)が鉄欠乏性貧血への適応拡大で承認されたと発表した。あすか製薬と昨年結んだコ・プロモーション契約に基づき、鳥居が慢性腎臓病領域の医療機関に、あすか製薬が産婦人科領域の医療機関に情報提供を行う。

アトピー向けJAK阻害薬「コレクチム」小児用製剤が承認

日本たばこ産業(JT)は3月23日、アトピー性皮膚炎治療薬のJAK阻害薬「コレクチム」(デルゴシチニブ)について、小児用の半量製剤(0.25%)の承認を取得したと発表した。同時に、成人用の従来製剤(0.5%)も小児適応の承認を取得した。JTは現在、6カ月以上2歳未満の乳幼児患者を対象とした国内P3試験を行っている。

塩野義が導出のコロナ薬候補、米社がP2開始

塩野義製薬は3月23日、新型コロナウイルス感染症治療薬として米バイオエイジ・ラボに導出したDP1受容体拮抗薬asapiprant「S-555739/BGE-175」について、同社が高齢患者132人を対象とするP2試験を開始したと発表した。主要評価項目は、初回投与から28日後に死亡または呼吸不全に進行した患者の割合。塩野義は、治験薬の提供や米FDA(食品医薬品局)への治験許可申請などを通じ、バイオエイジの開発を支援している。

久光製薬、通期予想を下方修正

久光製薬は3月23日、2021年2月期の通期業績予想を下方修正したと発表した。修正後の業績予想は、売上高1150億円(従来予想比120億円減)、営業利益106億円(23億円減)。新型コロナウイルス感染拡大の長期化に伴い、売上高が計画を下回る見通しだという。

KMバイオの新型コロナ不活化ワクチン、P1/2試験開始

KMバイオロジクスは3月22日、新型コロナウイルス感染症に対する不活化ワクチン「KD-414」のP1/2試験を開始したと発表した。試験は、健康成人と健康高齢者210人を対象に実施。2回接種した際の安全性と免疫原性を検討する。KMバイオは、年内のP3試験開始を目指すとしている。

興和と北里研究所、感染症治療薬開発で連携

興和は3月22日、北里研究所と共同研究契約を結んだと発表した。北里大の大村智記念研究所感染制御研究センターや大村創薬グループと連携し、抗菌薬や抗ウイルス薬の開発を進める。研究では、北里大で薬剤耐性菌に対する新抗菌薬のスクリーニングを行い、興和と共同で候補化合物の非臨床試験を実施。まずは、クロストリディオイデス・ディフィシル感染症治療薬と、新型コロナウイルス予防・治療薬としてのセファランチンの研究を進める。

 

2021年3月24日(水)

キッセイ 腫瘍溶解性ウイルス、導入先が行う国際共同P3に日本から参加

キッセイ薬品工業は3月24日、米CGオンコロジーから導入した腫瘍溶解性ウイルス「CG0070」について、同社が米国などで行っている膀胱がん対象の国際共同臨床第3相(P3)試験に参加し、日本国内での臨床試験を開始したと発表した。キッセイは昨年3月、CG社からCG0070のアジア20カ国での開発・販売権を取得。国際共同治験に参加するための準備を進めてきた。CG0070はアデノウイルスに遺伝子改変を加えたもので、尿道カテーテルを使って膀胱内に投与する。

東和薬品、プロトセラを子会社化

東和薬品は3月24日、ウシオ電機子会社で疾病リスク検査サービスを展開するプロトセラを子会社化すると発表した。第三者割当増資を引き受け、同社株式の77.1%を取得する。東和は、新規事業として検査事業の立ち上げを目指す。

インスメッド、肺MAC症治療薬「アリケイス」の承認取得

インスメッドは3月23日、マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)による肺非結核性抗酸菌症の治療薬「アリケイス」(一般名・アミカシン硫酸塩)の承認を取得したと発表した。同社は米インスメッドの日本法人で、アリケイスは同社にとって日本で初めての承認品目にとなる。肺MAC症は、呼吸困難や発熱などを起こす疾患で、肺に重度の損傷をきたし、死に至ることもあるという。

フェリング 卵胞刺激ホルモン製剤「レコベル」承認

フェリング・ファーマは3月23日、遺伝子組換えヒト卵胞刺激ホルモン製剤「レコベル」(ホリトロピン デルタ)の承認を取得したと発表した。適応は「生殖補助医療における調節卵巣刺激」。海外では、2016年に欧州で初めて承認され、現在までに60を超える国と地域で承認されている。

久光 がん性疼痛治療薬「ジクトルテープ」が承認

久光製薬は3月23日、がん性疼痛治療薬「ジクトルテープ」(ジクロフェナクナトリウム)の承認を取得したと発表した。非ステロイド性抗炎症薬の経皮吸収型製剤としては、国内初のがん性疼痛治療薬。従来は注射剤のみだった。

日本新薬「ビターザ」急性骨髄性白血病に適応拡大

日本新薬は3月23日、血液がん治療薬「ビターザ」(アザシチジン)が急性骨髄性白血病に適応拡大への承認を取得したと発表した。国内では骨髄異形成症候群治療薬として2011年から販売されている。

大日本住友「ロナセン」小児適応を取得

大日本住友製薬は3月23日、統合失調症治療薬の抗精神病薬「ロナセン錠/散」(ブロナンセリン)が小児適応の承認を取得したと発表した。統合失調症の小児適応を持つ非定型抗精神病薬は国内初。

GSK「ヴォリブリス」に小児適応が追加

グラクソ・スミスクラインは3月23日、肺動脈性肺高血圧症治療薬「ヴォリブリス」(アンブリセンタン)について、小児に対する用法・用量の追加が承認されたと発表した。対象は8歳以上。同薬はエンドセリン受容体拮抗薬で、国内では2010年から成人患者を対象に販売されている。

ロート製薬 オリンパス傘下の再生医療子会社を買収

ロート製薬は3月23日、オリンパス子会社で再生医療を手掛けるオリンパスRMSを買収したと発表した。オリンパスRMSは、自家培養軟骨細胞の移植による治療法の開発を進めており、2018年から膝関節の軟骨欠損を対象に治験を行っている。ロート製薬は買収で再生医療の対象領域に整形外科を加え、再生医療事業の確立を目指す。

Heartseed、他家iPS細胞由来心筋球のP1/2試験開始へ

Heartseedは3月23日、他家iPS細胞由来心筋球「HS-001」について、虚血性心疾患に伴う重症心不全患者を対象とする国内P1/2試験を開始すると発表した。試験では、HS-001を移植した際の有効性・安全性と、併用する免疫抑制剤のタクロリムス(東和薬品が提供)の有効性・安全性を評価する。

 

2021年3月25日(木)

ラクオリア 新代表取締役に武内氏…株主提案、総会で承認

ラクオリア創薬は3月25日、新代表取締役に武内博文氏(49)が就任すると発表した。筆頭株主の柿沼佑一氏から出された経営陣の刷新を求める株主提案が、同日の株主総会で承認された。武内氏は現在、バイオベンチャーのユビエンスで代表取締役社長を務めている。ラクオリアでは2014年から財務経理部長を務めた経験がある。

シンバイオ、「トレアキシン」RTD製剤を「ポライビー」併用療法で申請

シンバイオ製薬は3月25日、「トレアキシン」(一般名・ベンダムスチン)のRTD製剤について、再発・難治性びまん性大細胞型B細胞リンパ腫に対する「リツキシマブ、ポラツズマブ ベドチンとの併用療法」「リツキシマブとの併用療法」への適応拡大を申請したと発表した。RTD製剤は、希釈のみで投与できる溶解不要な製剤。ポラツズマブ ベドチンは今月23日、「ポライビー」の製品名で、ベンダムスチン、リツキシマブとの併用療法で中外製薬が承認を取得した。

JCRファーマ、通期業績予想を上方修正

JCRファーマは3月25日、2021年3月期の通期業績予想を上方修正したと発表した。修正後の業績予想は、売上高300億円(従来予想比28億円増)、営業利益90億円(30億円増)。契約金の収入が期初予想を21億8000万円上回る見込みとなったため。詳細については非開示としている。

わかもと 神谷会長が代表取締役を退任へ

わかもと製薬は3月25日、神谷信行会長が4月1日付で代表取締役を退任すると発表した。これにより、代表取締役は小島範久社長1人となる。退任の理由は「一層の経営判断の迅速化を図るため」としている。神谷氏は退任後も取締役を務め、6月下旬には取締役最高顧問に就く予定。

決算

独ベーリンガーインゲルハイム(2020年12月期、3月24日発表)

売上高195億7000万ユーロ(約2兆3831億円、前年比3%増)、営業利益46億2000万ユーロ(22%増)。医療用医薬品の売上高は144億2000万ユーロ(5.8%増)で、2型糖尿病型治療薬「ジャディアンス」(24億8000万ユーロ、18%増)や抗肺繊維化薬「オフェブ」(20億6000万ユーロ、41%増)が牽引した。日本の売上高は13億3000万ユーロ(約1620億円、6.2%増)だった。21年12月期は、調整後の売上高でやや増加すると見込んでいる。

 

2021年3月26日(金)

武田、デング熱ワクチンを欧州で申請、年内に中南米や東南アジアでも

武田薬品工業は3月26日、開発中のデング熱ワクチン「TAK-003」をEU(欧州連合)で申請したと発表した。TAK-003は4価ワクチンで、4つのデングウイルス血清型すべてに対して免疫応答を誘導することが確認されている。同ワクチンには、EU域外での迅速な承認を目的に、欧州医薬品庁(EMA)と世界保健機関(WHO)が協力して科学的評価を行う「EU-M4all(旧称・Article58)」が適用。同社は年内に、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、メキシコ、インドネシ、マレーシア、シンガポール、スリランカ、タイでも申請を行う予定。

アステラス、ADCエンホルツマブ ベドチンを欧州で申請

アステラス製薬は3月26日、抗ネクチン4抗体薬物複合体(ADC)エンホルツマブ ベドチンを欧州で申請し、受理されたと発表した。対象は、白金製剤を含む化学療法またはPD-1/PD-L1阻害薬による治療歴のある局所進行性・転移性尿路上皮がんで、迅速審査が適用される。同薬は、2019年12月に米国で迅速承認を取得し、「PADCEV」の製品名で販売中。日本でも今月、申請を行った。

小野薬品、カリフォルニア大の創薬コンソーシアムに参画

小野薬品工業は3月26日、米カリフォルニア大が運営する創薬コンソーシアムに参画したと発表した。コンソーシアムは、カリフォルニア大に加盟する7校で構成。2017年の発足以来、製薬企業と連携してアンメットニーズを満たす治療法の開発に向けた研究を行っている。小野は参画を通じて7校の早期段階の研究にアプローチできるようになる。

アステラス AI・統計学の活用で2大学と共同研究

アステラス製薬は3月26日、医薬品開発の意思決定や治療選択の最適化を目指し、同志社大、和歌山県立医科大とそれぞれ共同研究契約を結んだと発表した。同志社大とは医薬品開発における意思決定のための統計モデリングに関する研究を、和歌山県立医科大とは治療効果の統計的推定に関する研究を行う。いずれも、ビッグデータに基づいた統計モデルやシミュレーションを活用するもので、2つの研究成果を相互に活用することによって相乗効果が期待されるという。

「Myrbetriq」米で小児適応が承認…独占期間が半年延長

アステラス製薬は3月26日、過活動膀胱治療薬「Myrbetriq」(一般名・ミラベグロン、国内製品名・ベタニス)について、米国で小児の神経因性排尿筋過活動に対する適応の承認を取得したと発表した。3歳以上かつ体重35kg以上の小児が対象。新剤形として、懸濁液用顆粒も承認された。今回の承認により、同薬の米国での独占販売期間は6カ月延長された。

アストラゼネカ・富士フイルム、肺がん治療の症例検索システムを共同開発

アストラゼネカと富士フイルムは3月26日、肺がんを対象とした化学放射線療法の過去症例を検索できる医療情報システムの共同開発を始めたと発表した。システムには、医療機関から収集したCT画像と放射線治療計画の情報を収載。医師が自身の症例のCT画像を入力し、腫瘍の位置を指定すると、システムに収載された過去症例の中から類似した症例が表示され、治療計画情報を見ることができる。開発したシステムは、医療機関とともに品質を確認した上で、富士フイルムの診断システムに搭載する予定。

アストラゼネカ 喘息患者の受診サポートでUbieと協業

アストラゼネカは3月26日、喘息患者が適切な対処方法を早期に知るためのサポートを行うことを目的に、Ubie(ユビー)と協業すると発表した。同社の「AI受診相談ユビー」を活用し、喘息の潜在患者に対して疾患や対処方法などに関する情報を提供。あわせて、喘息患者が日々の症状を記録することで、治療継続を支援するアプリもリリースする。新型コロナウイルスの流行により、喘息患者の間でも受診控えが起こっているといい、取り組みを通じてコロナ下での受診をサポートするとしている。

スズケン、医療介護SNSのエンブレースを子会社化

スズケンは3月26日、医療介護専用SNS「メディカルケアステーション」を運営するエンブレースを子会社化すると発表した。約15億円で同社株式の80.8%を取得する。スズケンは同SNSをデジタルサービスの基盤として活用する。

 


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