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製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【6/8~6/12】

製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【6/8~6/12】

2020年6月8日(月)

日医工・第一三共など ナファモスタットの吸入製剤を共同開発

日医工、第一三共、東京大、理化学研究所は6月8日、新型コロナウイルス感染症を対象に、タンパク分解酵素阻害薬ナファモスタットの吸入製剤を共同で研究開発すると発表した。ナファモスタットは、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスSARS-CoV-2の細胞内への侵入を阻止する可能性があるとされる。日医工が点滴静注剤(製品名・フサン)の臨床データや原薬を提供し、第一三共が吸入製剤化を進める。今年7月に非臨床試験を始める予定で、来年3月までの臨床試験開始を目指す。

サノフィ「ソリクア」発売、インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合剤

サノフィは6月8日、2型糖尿病治療薬「ソリクア」(一般名・インスリン グラルギン/リキシセナチド)を発売したと発表した。同薬は基礎インスリン製剤「ランタス」とGLP-1受容体作動薬「リキスミア」を日本独自の比率で配合した皮下注製剤。薬価は1キット6497円で、ピーク時に32億円を見込む。インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合剤は、昨年9月に発売されたノボノルディスクファーマの「ゾルトファイ」に続いて2剤目。

アステラス エムスリーのリモートディテーリングサービスを導入

エムスリーは6月8日、アステラス製薬のMRがエムスリーのリモートディテーリングサービス「my MR君」を使った情報提供を始めたと発表した。my MR君は、エムスリーが運営する医療従事者専門サイト「m3.com」上でMRが医師と直接コンタクトできるプラットフォーム。エムスリーによると、同サービスはすでに20社以上が導入済みか導入準備中で、利用MR数は前年の約4倍に増えているという。

楽天メディカル、米MDアンダーソンがんセンターと戦略提携

楽天メディカルは6月5日、米テキサス大MDアンダーソンがんセンターと、光免疫療法に基づく新たながん治療法の共同開発で戦略的アライアンス契約を結んだと発表した。まずは頭頸部がんを対象に、共同開発を進める。楽天メディカルは現在、光免疫療法「ASP-1929」の頭頸部がんを対象とする臨床第3相(P3)試験を行っており、MDアンダーソンも実施施設の1つ。

ニプロ、再生医療の研究開発・製造施設が完成

ニプロは6月5日、再生医療の研究開発と製造を行う新施設「東京CPF」(東京都羽村市)が完成したと発表した。延床面積は約3万5500平方メートルで、脊髄損傷に対する再生医療等製品「ステミラック」も製造する。

PRISM BioLab、独BIに化合物ライブラリー提供

創薬ベンチャーのPRISM BioLabは6月8日、独ベーリンガーインゲルハイム(BI)と複数の創薬ターゲットに関する研究・ライセンス契約を結んだと発表した。タンパク質間相互作用を制御するPRISM独自のペプチド模倣技術を使った低分子化合物ライブラリーをBIに提供し、BIの創薬ターゲットにヒットした化合物のライセンスを許諾する。契約に基づき、PRISMはライセンス料や研究・開発マイルストン、売上高に応じたロイヤリティを受け取る。

 

2020年6月9日(火)

製薬協 骨太方針へ提案、新型コロナ治療薬・ワクチン開発支援など

日本製薬工業協会は6月10日、政府が7月にまとめる「骨太の方針」への提案を公表した。新型コロナウイルス感染症に対する治療薬・ワクチンの研究開発では、海外との連携や国内での取り組みを一元管理する司令塔機能の確立を求めたほか、薬価の加算などの支援を要望。2021年度に予定されている中間年の薬価改定については、23年度以降に延期すべきとしている。

オンコリス「テロメライシン」米国でも食道がん対象の治験開始へ

オンコリスバイオファーマは6月10日、腫瘍溶解性ウイルス「テロメライシン」について、米国のがん研究グループ「NRGオンコロジー」と食道がん・胃食道接合部がんを対象とした医師主導臨床第1相(P1)試験を米国で行う契約を結んだと発表した。試験は、メモリアル・スローン・ケタリングがんセンターなどで実施。米国ではすでに、肝臓がんや胃がんを対象に臨床試験が行われている。

湘南アイパーク、VC・CVCのコンソーシアムを設立

湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は6月10日、ベンチャーキャピタル(VC)やコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の連携の場として「日本VCコンソーシアム」を設立すると発表した。国内のライフサイエンス業界で投資を活性化させるのが狙い。第1期の会員として最大20社を募集している。募集期間は6月10日~7月10日。年会費は100万円で、1年ごとに更新する。

ヘリオス、国立がん研究センターとがん免疫療法の共同研究

ヘリオスは6月10日、国立がん研究センターと他家iPS細胞由来遺伝子改変NK細胞(HLCN061)を使ったがん免疫療法の共同研究を行うと発表した。HLCN061が抗腫瘍効果を発揮する固形がんの特徴を明確にするのが目的。国立がん研究センターが保有するPDXを用いて、HLCN061が認識する分子の発現状況を検討する。

富士フイルム バイオ薬製造設備に1000億円投資

富士フイルムは6月9日、バイオ医薬品CDMOの中核会社であるFUJIFILM Diosynth Biotechnologiesのデンマーク拠点に約1000億円の設備投資を行うと発表した。今回の設備投資では、原薬製造設備を増設してバイオ医薬品の原薬生産能力を倍増するとともに、製剤製造ラインを新設して1拠点で原薬から製剤・包装までワンストップで受託できるようにする。増設・新設する設備は2022年から23年かけて順次、稼働を開始する。

 

2020年6月10日(水)

CureApp、久里浜医療センターと減酒支援アプリの臨床研究

CureAppは6月11日、国立病院機構久里浜医療センターと共同で減酒支援アプリの効果検証研究を行うと発表した。同社は禁煙治療用アプリなどの開発経験を活かし、1日の純アルコール摂取量が平均60g(女性は40g)を超える多量飲酒者を対象に、認知行動療法に基づくアプリ併用のオンラインカウンセリングプログラムを開発。15人の患者を対象に多量飲酒日を減らすことができるか臨床研究で検証する。将来的に、自社のパイプラインの1つに位置付けることを目指すという。

ユーシービージャパン「ビムパット点滴静注」100mg製剤発売

ユーシービージャパンは6月11日、抗てんかん薬「ビムパット点滴静注」(一般名・ラコサミド)について、従来の200mg製剤の半量となる100mg製剤を発売したと発表した。ビムパットの点滴製剤は経口製剤の代替療法として承認されており、経口剤を最低維持用量(200mg/日)服用している患者が一時的に経口投与できない場合に1回100mgを1日2回投与する。

武田 途上国の医療アクセス向上に向け、2団体に18億円拠出

武田薬品工業は6月11日、ミャンマーで医療支援を行うAccess Health Fundに11億円を、パプアニューギニアとバヌアツで熱帯病の撲滅・抑制を目指すBridges to Developmentに6億8100万円を拠出すると発表した。途上国での疾病予防と医療へのアクセス改善に向けたCSR(企業の社会的責任)活動の一環で、全世界の従業員の投票により拠出先を決定。活動を始めた2016年からこれまでに16件のプログラムを支援しており、総額123億円を拠出している。

ニプロ 中国に2拠点開設、西南部の販売網強化

ニプロは6月11日、中国四川省の成都と重慶に、子会社・尼普洛貿易(上海)有限公司の営業事務所を開設し、営業を開始したと発表した。中国ではすでに、上海本部と7つの事務所で医療機器の販売を行っており、今回の2拠点新設で中国西南部への販売・サービス網を強化する。

 

2020年6月11日(木)

第一三共 新型コロナワクチン開発へ、来年3月の臨床試験開始目指す

第一三共は6月12日、新型コロナウイルス感染症に対するmRNAワクチンを開発することを決めたと発表した。来年3月ごろの臨床試験開始を目指す。同社は日本医療研究開発機構が支援する研究事業に参画し、mRNAワクチンの開発を担当。試作したワクチンで動物モデルによる薬理評価を行ったところ、新型コロナウイルスに対する抗体価の上昇を確認した。同社は最優先プロジェクトの1つとして開発するとともに、供給体制の整備を進める。

武田 18製品を韓国セルトリオンに売却、アジア・太平洋地域で

武田薬品工業は6月11日、アジア・太平洋地域で販売している一般用医薬品と医療用医薬品計18製品を韓国セルトリオンに売却すると発表した。一時金として2億6600万ドル(約285億円)を受け取るほか、マイルストンとして最大1200万ドルを追加で受け取る可能性がある。売却するのは、韓国、台湾、東南アジア、オーストラリアなどで販売している循環器領域や糖尿病領域などの製品。対象製品の18年度の売上高は約1億4000万ドルだった。

アッヴィ「リンヴォック」の適応拡大申請、乾癬性関節炎で

アッヴィは6月12日、JAK阻害薬「リンヴォック」(一般名・ウパダシチニブ水和物)について、乾癬性関節炎への適応拡大を申請したと発表した。同薬は今年1月に関節リウマチの適応で承認を取得。4月から販売している。

ペプチドリーム、米メルクと新型コロナ治療薬を共同研究開発

ペプチドリームは6月12日、米メルクと新型コロナウイルス感染症治療薬の共同研究開発を行うと発表した。将来的に発生する可能性がある変異型を含め、コロナウイルス全般に対するペプチド治療薬の創出を目指す。ペプチドリームは契約一時金と研究開発支援金などを受け取るほか、開発の進捗に応じたマイルストンや売り上げに応じたロイヤリティを受け取る。

 

2020年6月12日(金)

キッセイ AIによる自動ディテールシステムの運用開始

キッセイ薬品工業は6月8日、自社の医療関係者向け情報サイトで、木村情報技術と共同開発したオートメーションディテールシステム「AI-Detail」(アイ-ディテール)の運用を開始したと発表した。AI-DetailはAI(人工知能)を利用したシステムで、医療関係者がサイト上で製品に関する情報をキーワード検索すると、関連スライドが表示され、説明音声が流れる。まずは高リン血症治療薬「ピートル」から始め、今後対象製品を拡大する予定。

オンコリス「テロメライシン」中国企業との提携解消

オンコリスバイオファーマは6月9日、腫瘍溶解性ウイルス「テロメライシン」に関する中国・江蘇恒瑞医薬股份有限公司(ハンルイ社)とのライセンス契約を解消すると発表した。両社は2016年に中国・香港・マカオを対象とする契約を結び、中国での臨床試験開始に向けた準備を進めてきたが、開発戦略の変更に伴って提携を解消することにした。オンコリスは今後、中国・香港・マカオで新たな提携先を探す。

メディパルHD、社長直轄のコンプライアンス統括室設置へ

メディパルホールディングス(HD)は6月9日、25日付で社長直轄の「コンプライアンス統括室」を設置すると発表した。昨年11月、子会社メディセオが地域医療機能推進機構発注の医療用医薬品の入札で談合を行った疑いがあるとして、公正取引委員会による立ち入り検査を受けたことを踏まえた対応。あわせて、渡辺秀一社長の管掌に「グループコンプライアンス」を追加し、コンプライアンスの強化を図る。

PMDA 偽サイト発見で注意喚起

医薬品医療機器総合機構(PMDA)が、PMDAホームページになりすました偽のホームページが開設され、閲覧を誘導しているのが見つかったとして注意喚起している。「アクセスすると被害を受けるおそれがある」としており、利用時はブラウザのURL欄を確認するよう促すとともに、PMDAをかたるサイトを見つけた場合は送信フォーム(https://www.pmda.go.jp/0024.html)からの情報提供を呼びかけている。

 


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