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製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【4/20~4/24】

製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【4/20~4/24】

2020年4月20日(月)

エムスリー eディテールの既読数が56%増加、新型コロナで

エムスリーは4月17日、医療情報専門サイト「m3.com」上での今年3月のeディテール既読数が前年同月比で56%、Web講演会の視聴人数は76%増加したと発表した。同社は、新型コロナウイルス感染症への対応として、デジタルマーケティング支援サービスを特別提供するなどして製薬企業の情報提供活動を支援している。m3.comの滞在時間も38%増加しており、同社は「MRの訪問自粛に応じてm3.comを通じた医師の情報収集量が増加している」としている。

JCRファーマ、BBB通過技術の米ArmaGenの買収完了

JCRファーマは4月20日、血液脳関門(BBB)通過技術を持つ米ArmaGenの買収が完了したと発表した。買収によりJCRは、ArmaGenが米国など世界の主要な地域で出願・取得しているライソゾーム病などに適応可能な知的財産権を獲得。グローバルでの技術的優位性を確立し、BBB通過技術を活用したライソゾーム病治療薬の開発を加速する。

マイシン、治験・臨床研究でのオンライン診療サービスを提供開始

オンライン診療サービス「curon」を手掛けるマイシンは4月20日、今月末に予定するバーチャル治験サービスのリリースに先立ち、オンライン診療を活用した治験支援サービスの提供を始めると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で治験の中断を余儀なくされた患者の安全性確認を自宅でできるほか、新規治験での治験薬の自宅配送などにも応用できるという。

IDファーマ、再生医療等製品製造業許可を取得

アイロムグループは4月20日、子会社のIDファーマが厚生労働省から再生医療等製品製造業許可を取得したと発表した。同社はこれまで、医薬品製造受託機関として茨城県つくば市の研究開発センターで遺伝子治療薬や再生医療等製品の開発・製造を行ってきたが、許可の取得によって自社開発品の販売用製品の製造体制が整った。海外企業に対する承認取得後の製造受託も検討する。

 

2020年4月21日(火)

アステラス 英ナンナ社を買収、ミトコンドリア関連疾患の創薬加速

アステラス製薬は4月21日、英ナンナ・セラピューティクスを買収したと発表した。ナンナは、ミトコンドリア関連疾患など加齢に伴う疾患に対する創薬研究を行っているバイオベンチャー。アステラスは買収を通じて、ナンナ独自の新規DNAエンコード化合物ライブラリー技術とスクリーニングプラットフォームを獲得し、早期創薬研究を強化する。アステラスは一時金1200万ポンド(約16億円)を支払ったほか、開発の進捗に応じたマイルストンとして最大5750万ポンドをナンナの株主に支払う可能性がある。

大塚、高コレステロール血症治療薬ベムペド酸を米社から導入

大塚製薬は4月20日、米ベンチャーのエスペリオンが創製した高コレステロール血症治療薬ベムペド酸について、日本での独占的開発販売権を取得するライセンス契約を結んだと発表した。同薬はATPクエン酸リアーゼに作用し、コレステロールや脂肪酸の合成を阻害する薬剤。1日1回投与の非スタチン系高コレステロール血症治療薬として今年欧米で承認された。大塚はエスペリオンに契約一時金6000万ドル(約64億円)を支払うほか、開発・販売マイルストンや売上高に応じたロイヤリティを支払う。

積水メディカルとEAファーマ、炎症性腸疾患の診断薬を共同販促

積水メディカルとEAファーマは4月20日、炎症性腸疾患の活動期の判定を補助する体外診断用医薬品「ナノピアLRG」の共同プロモーションを6月1日から始めると発表した。同製品は、血清中のロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)を測定するもので、汎用生化学自動分析装置を使って約10分で検査できる。潰瘍性大腸炎やクローン病の病態を迅速に把握でき、早期の治療判断に役立つと期待される。

新日本科学、アンジェスと阪大の新型コロナワクチン開発に参画

新日本科学は4月21日、アンジェスと大阪大が進める新型コロナウイルス感染症向けDNAワクチンの開発に、医薬品開発支援機関として参画すると発表した。非臨床試験での安全性の検証などでアンジェス・阪大と協働し、臨床試験への早期進展を支援する。

 

2020年4月22日(水)

宇部興産「アビガン」中間体を供給

宇部興産は4月22日、富士フイルム富山化学が新型コロナウイルス感染症の治療薬として開発を進めている抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)の中間体を供給すると発表した。宇部興産はアビガンの中間体を製造・供給した実績があり、山口県宇部市の宇部ケミカル工場で製造を再開する。

JT・鳥居薬品、アトピー向けJAK阻害薬「コレクチム」発売は6月24日

日本たばこ産業(JT)と鳥居薬品は4月22日、同日付で薬価収載されたアトピー性皮膚炎に対する外用JAK阻害薬「コレクチム」(デルゴシチニブ)を6月24日に発売すると発表した。同薬はJTが創製したもので、販売は鳥居が担当。薬価は0.5%1g139.70円で、ピーク時に薬価ベースで50億円の売り上げを見込んでいる。

あすか「チラーヂンS静注」を6月下旬に発売

あすか製薬は4月22日、甲状腺ホルモン剤「チラーヂンS」(レボチロキシンナトリウム水和物)の新剤形となる「チラーヂンS静注液」を6月下旬に発売すると発表した。静注液の適応は▽粘液水腫性昏睡▽甲状腺機能低下症(レボチロキシンナトリウム経口製剤による治療が適さない場合に限る)――で、4月22日付で薬価収載された。薬価は200μg1管2万211円。

富士薬品・持田、高尿酸血症治療薬「ユリス」5月25日発売

富士薬品と持田製薬は4月22日、高尿酸血症治療薬「ユリス」(ドチヌラド)を5月25日に発売すると発表した。4月22日に薬価収載されたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を考慮した。同薬は富士薬品が創製した尿酸再吸収阻害薬で、ピーク時の売上高予測は41億円。流通は持田が担当し、情報提供活動は両社共同で行う。

大日本住友 レルゴリクス、前立腺がんで米国申請

大日本住友製薬は4月22日、英子会社マイオバント・サイエンシズがGnRH受容体阻害薬レルゴリクスを進行性前立腺がんの適応で米FDA(食品医薬品局)に申請したと発表した。同薬は子宮筋腫を対象にエストラジオール、酢酸ノルエチンドロンとの配合剤も開発しており、米国では5月の申請を予定。欧州では3月に配合剤を申請している。

スズケン、ウェルビーの新型コロナ症状チェックツールを共同展開

スズケンは4月22日、資本業務提携先のウェルビーが開発した新型コロナウイルス感染症に関する医療従事者向け症状チェック・情報共有ツール「Welbyマイカルテ」を共同展開すると発表した。同ツールは、医療機関に勤務する医師ら医療スタッフが新型コロナウイルス感染症に関連する症状をチェックし、管理者がスタッフの健康状態を把握することができるウェブツール。ウェルビーは13日から医療機関向けに無償で提供している。

 

2020年4月23日(木)

米バイオジェン アデュカヌマブの申請を7~9月に延期

米バイオジェンは4月22日、エーザイと共同開発しているアルツハイマー病治療薬の抗アミロイドβ抗体アデュカヌマブについて、今年初頭に予定していた米国での申請が遅れていることを明らかにした。現在、申請に向けた手続きを開始しており、今年7~9月に申請が完了する見通し。

シミックHD「アビガン」の増産を支援

シミックホールディングス(HD)は4月23日、富士フイルム富山化学が新型コロナウイルス感染症治療薬として開発している抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)の増産を支援すると発表した。グループ内のCDMOであるシミックCMOの国内主力工場でアビガンを受託製造する。シミックはCROとして同薬の臨床第3相(P3)試験のモニタリング業務を担っており、製造にも支援を拡大する。

NEC 新型コロナウイルスの遺伝子解析結果を公開、ワクチン開発を支援

日本電気(NEC)は4月23日、新型コロナウイルスワクチンの設計に向け、AI(人工知能)を使った遺伝子解析結果を公開したと発表した。個別化がんワクチンの開発で使用しているAI予測技術を活用し、ウイルスの全ゲノム情報からワクチンのターゲット候補として有望な免疫活性の高い抗原部位を複数特定。成果を公開することでワクチン開発を支援するほか、自社でも他企業・機関との提携を探る。

杏林、新型コロナ検出試薬を24日に発売

キョーリン製薬ホールディングスは4月23日、子会社の杏林製薬が新型コロナウイルス検出試薬「SARS-CoV-2 GeneSoC ER 杏林」を24日に発売すると発表した。同試薬は、杏林が産業技術総合研究所と共同開発したPCR検査装置「GeneSoC」で使用するもので、前処理を除いて15分程度でウイルスを検出できる。杏林は「検査装置と試薬の生産体制を構築し、安定供給に努める」としている。

 

2020年4月24日(金)

大日本住友 医薬健栄研とインフルエンザワクチンの共同研究

大日本住友製薬は4月24日、医薬基盤・健康・栄養研究所(医薬健栄研)と、ほぼすべてのインフルエンザウイルスに対して効果を持つワクチンの実用化に向けた共同研究を行うと発表した。大日本住友が持つTLR7アジュバント(開発コード・DSP-0546LP)を添加したワクチンを使って、医薬健栄研が免疫解析法の開発や臨床バイオマーキングを実施。季節性だけでなく、新型インフルエンザにも対応できるユニバーサルインフルエンザワクチンの創製を目指す。

武田 欧州のノンコア資産をデンマーク企業に売却、最大717億円

武田薬品工業は4月24日、欧州で販売している医薬品の一部と欧州にある2つの製造拠点をデンマークのオリファームグループに売却すると発表した。売却額は最大約6億7000万ドル(約717億円)。売却する医薬品は一般用医薬品のほか、呼吸器や循環器、内分泌領域の医療用医薬品の一部。2018年度の売上高は約2億3000万ドルだった。売却は20年度中に完了する見込み。

アッヴィ、関節リウマチ薬「リンヴォック」発売

アッヴィは4月24日、関節リウマチ治療薬「リンヴォック」(一般名・ウパダシチニブ水和物)を発売したと発表した。同薬は1日1回投与の経口JAK阻害薬で、適応は「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)」。関節リウマチの適応を持つJAK阻害薬は国内4剤目。薬価は7.5mg錠2550.90円、15mg錠4972.80円で、ピーク時に薬価ベースで283億円の売り上げを見込んでいる。

MSD 抗真菌薬「ノクサフィル錠」を発売、注射剤は7月発売

MSDは4月24日、深在性真菌症治療薬「ノクサフィル錠」(ポサコナゾール)を発売したと発表した。同薬は新規のアゾール系抗真菌薬で、適応は▽造血幹細胞移植患者または好中球減少が予測される血液悪性腫瘍患者における深在性真菌症の予防▽真菌症(フサリウム症、ムーコル症、コクシジオイデス症、クロモブラストミコーシス、菌腫)の治療――。薬価は100mg錠3109.10円で、ピーク時の売上高予想は112億円。4月22日付で錠剤と同時に薬価収載された「ノクサフィル点滴静注」は7月の発売を予定している。

ルクサナバイオ 大日本住友と核酸医薬の共同研究、対象を拡大

ルクサナバイオテクは4月24日、大日本住友製薬と核酸医薬の創製を目指した共同研究に関する契約を結んだと発表した。両社は2019年6月から、遺伝子変異が原因で起こる神経疾患に対する核酸医薬の創製に向けた共同研究を行っており、今回の契約で対象となる疾患と遺伝子を広げた。

持田 業績予想を上方修正、新型コロナで一部経費未執行

持田製薬は4月24日、2020年3月期連結業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上高1017億円(従来予想比7億円増)▽営業利益87億円(17億円増)▽経常利益91億円(同)▽純利益45億円(13億円増)――。売り上げが従来予想を上回るほか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一部経費が未執行となり、販管費が予想を下回る。

あすか、業績予想を下方修正

あすか製薬は4月24日、2020年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。売上高は従来予想をわずかに下回るほか、研究開発費など販管費の増加で営業利益も従来予想を下回る。投資有価証券評価損1億1000万円を特別損失に計上することから、純利益も減少する見込み。修正後の予想は▽売上高525億円(従来予想比5億円減)▽営業利益15億円(同)▽経常利益17億円(4億円減)▽純利益6億円(同)――。

 


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