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製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【3/23~3/27】

製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【3/23~3/27】

2020年3月23日(月)

中外「アレセンサ」特許めぐりフレゼニウスを提訴

中外製薬は3月23日、抗がん剤「アレセンサ」(一般名・アレクチニブ)の後発医薬品を米国で申請した独フレゼニウスを相手取り、スイス・ロシュ、米ジェネンテックとともに特許権侵害訴訟を米デラウエア州連邦地裁に起こしたと発表した。提訴は3月19日付。中外などは、独フレゼニウスの米子会社が米FDA(食品医薬品局)に承認申請を行ったことが中外の特許権を侵害していると主張している。

エーザイ、認知機能のセルフチェックツールを31日に発売

エーザイは3月23日、認知機能をセルフチェックするためのデジタルツール「のうKNOW」(ノウノウ)を、法人向けに3月31日に発売すると発表した。豪Cogstateが創出した認知機能テストをセルフチェックツールとして開発したもの。パソコンやタブレットを使って行う15分ほどのテストで、脳の反応速度、注意力、視覚学習、記憶力を評価し、生活習慣についてアドバイスする。医療用の診断ツールとしての開発も検討している。

武田・KMバイオ、インフルエンザワクチンの販売提携を終了

武田薬品工業は3月23日、KMバイオロジクスが製造販売するインフルエンザHAワクチン「KMB」について、国内での販売提携契約を今月末で終了すると発表した。契約期間の満了に伴い協議した結果、契約の終了を決めたという。

武田「エンタイビオ」中国で承認

武田薬品工業は3月23日、潰瘍性大腸炎・クローン病治療薬「Entyvio」(ベドリズマブ)が中国で承認されたと発表した。同薬は中国国家薬品監督管理局(NMPA)の「緊急に必要な」海外医薬品のリストに含まれており、迅速承認が適用された。

沢井 澤井健造専務が社長昇格へ

沢井製薬は3月23日、澤井光郎・代表取締役社長が代表取締役会長に就き、後任に澤井健造・取締役専務執行役員が昇格する人事を発表した。代表取締役会長の澤井弘行氏は代表取締役を退き、最高顧問に就く。今年6月23日の株主総会とその後の取締役会を経て正式に決定する。

持田、ジーンテクノと再生医療の共同事業化契約

持田製薬は3月23日、ジーンテクノサイエンスのヒト歯髄幹細胞由来の再生医療等製品について、腸管神経節細胞僅少症など消化器領域の希少疾患・難病を対象に国内で共同事業化契約を結んだと発表した。今後、ジーンテクノが製造と非臨床試験を、持田が臨床試験を行って製造販売承認の取得を目指す。承認後の流通販売や市販後調査は持田が担当する予定。

あすか製薬 来年4月に持株会社化

あすか製薬は3月23日、2021年4月1日に持株会社「あすか製薬ホールディングス」を設立すると発表した。持株会社の設立に伴い、あすか製薬は上場廃止となるが、持株会社は東証一部に上場する予定で、実質的には上場を維持する。持株会社化は、予防・未病領域での事業強化などが目的。持株会社設立後、あすか製薬子会社のあすか製薬メディカルとあすかアニマルヘルスは、持株会社の直接子会社として再編する予定。

GSK 「ザイザルシロップ」500mL包装を新発売

グラクソ・スミスクラインは3月23日、抗アレルギー薬「ザイザルシロップ0.05%」(レボセチリジン)の500mL包装を発売したと発表した。効能・効果は既存の200mL包装と同じ。

ジーエヌアイ、エーザイからエンドセリンA受容体拮抗薬の中国での権利獲得

ジーエヌアイグループは3月23日、エーザイが創製したエンドセリンA受容体選択的拮抗薬「ER-000582865」について、中国(台湾、マカオ、香港を含む)での独占的実施権を獲得するライセンス契約を結んだと発表した。ジーエヌアイは中国で同薬を肺動脈性高血圧症治療薬として開発・販売する権利に加え、将来的に腎疾患治療薬として開発・販売するオプション権を獲得した。

 

2020年3月24日(火)

アステラス がん免疫で米社と提携、二重特異性T細胞誘導抗体を開発

アステラス製薬は3月24日、米サイトムエックス・セラピューティクスとがん免疫療法の研究開発・商業化で提携したと発表した。免疫細胞表面のCD3と複数のがん抗原を標的とした二重特性T細胞誘導抗体を共同で研究開発。サイトムエックスは臨床開発候補物質を選択するまでの創薬研究を、アステラスは前臨床以降の開発と商業化を主導する。アステラスは契約一時金8000万ドル(約88億円)を支払うほか、総額16億ドル以上のマイルストンと売上高に応じたロイヤリティを支払う可能性がある。

日本ケミファ デルタフライから抗がん剤の国内販売・製造権を獲得

日本ケミファは3月24日、デルタフライファーマからがん微小環境改善薬「DFP-17729」の日本での独占的販売・製造権を獲得するライセンス契約を結んだと発表した。同薬は腫瘍周辺の環境をアルカリ化することでがん微小環境を改善する薬剤。デルタフライが膵臓がんを対象に既存の抗がん剤との併用療法を開発し、承認取得後は日本ケファが販売と製造を行う。

アンジェス、新型コロナワクチンの非臨床試験用原薬が完成

アンジェスは3月24日、大阪大と共同開発している新型コロナウイルス向けDNAワクチンについて、非臨床試験に使うプラスミドDNAワクチンの原薬が完成したと発表した。近日中に動物への投与を開始し、抗体価産生力や有効性、安全性が確認できれば、人に投与する臨床試験が可能となる。

薬剤師国試、合格率は5年ぶりに70%割れ

厚生労働省は3月24日、2月に行った薬剤師国家試験の合格者を発表した。合格者は9958人(前年比236人減)で、合格率は69.58%(同1.33ポイント減)。合格率が70%を下回ったのは2015年以来5年ぶり。

 

2020年3月25日(水)

第一三共、大型期待の抗HER2ADC「エンハーツ」が承認

第一三共は3月25日、大型化を期待する抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(一般名・トラスツズマブ デルクステカン)の承認を取得したと発表した。適応は「化学療法歴のあるHER2陽性の手術不能または再発乳がん(標準的な治療が困難な場合に限る)」。日本では昨年9月に申請し、条件付き早期承認制度が適用された。米国では今年1月に発売している。

日本新薬 初の国産核酸医薬「ビルテプソ」の承認取得

日本新薬は3月25日、デュシェンヌ型筋ジストロフィー治療薬「ビルテプソ」(ビルトラルセン)の承認を取得したと発表した。同薬はジストロフィン遺伝子のエクソン53をスキップするアンチセンス核酸。国立精神・神経医療研究センターと共同開発したもので、核酸医薬としては初の国産となる。先駆け審査指定制度の対象品目に指定されており、国内では臨床第1/2相試験の結果に基づいて昨年9月に申請。米国でも昨年申請している。

ノバルティス 投与間隔延長の加齢黄斑変性薬「ベオビュ」が承認

ノバルティスファーマは3月25日、眼科用VEGF阻害薬「ベオビュ」(ブロルシズマブ)が「中心窩下脈絡膜新生血管を伴う加齢黄斑変性」の適応で承認されたと発表した。維持期の投与間隔が12週に1回と既存薬に比べて長いのが特徴。臨床試験では「アイリーア」(アフリベルセプト)の8週1回投与に対して最高矯正視力の平均変化量で非劣性を示した。

ステラファーマ、BNCT用ホウ素剤「ステボロニン」が承認

ステラファーマは3月25日、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)に使うホウ素薬剤「ステボロニン」(ボロファラン〈10B〉)の承認を取得したと発表した。適応は「切除不能な局所進行または局所再発の頭頸部がん」。BNTCは、ホウ素を集積させたがん細胞に体外から中性子線を当て、発生した放射線でがん細胞を破壊する治療。先駆け審査指定制度の対象品目に指定されている。BNCTに使う中性子線照射装置は住友重機械工業が開発し、今月11日に承認を取得した。

メルクバイオ、先駆け指定の肺がん薬「テプミトコ」の承認取得

メルクバイオファーマは3月25日、MET阻害薬「テプミトコ」(テポチニブ塩酸塩水和物)の承認を取得したと発表した。先駆け審査指定制度の対象品目で、適応は「MET遺伝子エクソン14スキッピング変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」。非小細胞肺がんのうちMET遺伝子エクソン14スキッピング変異があるのは3.8%程度という。

武田、腎細胞がん薬「カボメティクス」の承認取得

武田薬品工業は3月25日、キナーゼ阻害薬「カボメティクス」(カボザンチニブ)が「根治切除不能または転移性の腎細胞がん」の適応で承認されたと発表した。同薬は米エクセリクシスからの導入品。今年1月には肝細胞がんの適応でも申請している。

小野 BTK阻害薬「ベレキシブル」が承認

小野薬品工業は3月25日、ブルトン型チロシンキナーゼ(BTK)阻害薬「ベレキシブル」(チラブルチニブ塩酸塩)の承認を取得したと発表した。適応は「再発または難治性の中枢神経系原発リンパ腫」。小野が創製したもので、昨年11月には「原発性マクログロブリン血症およびリンパ形質細胞リンパ腫」の適応でも申請している。

大日本住友、主力の抗精神病薬「ラツーダ」日本でも承認取得

大日本住友製薬は3月25日、抗精神病薬「ラツーダ」(ルラシドン塩酸塩)の承認を取得したと発表した。適応は「統合失調症」と「双極性障害におけるうつ症状の改善」。同薬は2019年3月期に北米で1845億円を売り上げた大日本住友の主力品。

サノフィ、初のバイオシミラー「インスリン リスプロ」の承認取得

サノフィは3月25日、超速効型インスリン製剤インスリン リスプロ(先行バイオ後続品名・ヒューマログ)のバイオシミラーの承認を取得したと発表した。超速効型インスリン製剤のバイオシミラーは国内初。サノフィにとっても日本で扱う初めてのバイオシミラーとなる。

日本リリー 新処方のインスリン リスプロ製剤「ルムジェブ」が承認

日本イーライリリーは3月25日、超速効型インスリン製剤「ルムジェブ」(インスリン リスプロ)の承認を取得したと発表した。既存の「ヒューマログ」に添加剤を加えることで、皮下からの吸収を速め、健康な人のインスリン分泌により近いインスリン動態を再現した。同社は同時に、低血糖時の救急治療薬「バクスミー」(グルカゴン)の承認も取得。同薬は点鼻粉末剤で、点鼻容器に重点されているため、調製作業なしで緊急時に速やかに使用することができる。

サノフィ、インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合剤「ソリクア」が承認

サノフィは3月25日、2型糖尿病治療薬「ソリクア」(インスリン グラルギン/リキシセナチド)の承認を取得したと発表した。基礎インスリン製剤「ランタス」とGLP-1受容体作動薬「リキスミア」の配合剤。インスリンとGLP-1受容体作動薬の配合剤は、昨年9月に発売されたノボノルディスクファーマの「ゾルトファイ」に続いて2剤目。

千寿 緑内障・高眼圧症治療薬の新配合剤「アイラミド」が承認

千寿製薬は3月25日、緑内障・高眼圧症治療薬「アイラミド」(ブリモニジン酒石酸塩/ブリンゾラミド)の承認を取得したと発表した。β遮断薬を配合しない緑内障・高眼圧症治療用配合剤は国内初。薬価収載後、6月ごろの発売を見込んでいる。

武田 「タケキャブ」と低用量アスピリンの配合剤が承認

武田薬品工業は3月25日、消化性潰瘍治療薬「タケキャブ」(ボノプラザンフマル酸塩)と低用量アスピリンの配合剤「キャブピリン」の承認を取得したと発表した。狭心症や心筋梗塞などの疾患や冠動脈バイパス術などの施行後に低用量アスピリンを投与する際、副作用である胃潰瘍・十二指腸潰瘍の再発を軽減すると期待sれる。

「ゾルゲンスマ」償還価格は医薬品方式で算定

中央社会保険医療協議会(中医協)は3月25日、今月19日に承認されたノバルティスファーマの遺伝子治療薬「ゾルゲンスマ」(オナセムノゲン アベパルボベク)について、医薬品の薬価算定方式で保険償還価格を決めることを了承した。ゾルゲンスマは脊髄性筋萎縮症を対象とする再生医療等製品。静脈内注射で投与する点などが医薬品に近いと判断された。ゾルゲンスマと同日に承認されたジャパン・ティッシュ・エンジニアリングの角膜上皮細胞シート「ネピック」は医療機器の方式で価格を決める。

富士フイルム、リポソーム製剤の製造受託を開始

富士フイルムは3月25日、リポソーム製剤の開発・製造受託サービスを開始すると発表した。核酸を内包するリポソーム製造装置を手掛けるカナダのプレシジョン・ナノシステムと提携し、低分子医薬品や核酸医薬を対象に受託サービスを展開する。富士フイルムは自社でも抗がん剤のリポソーム製剤を開発しており、今年2月には商業生産に対応した工場が稼働。受託サービスでも同工場を活用する。

エーザイ「レンビマ」が日本薬学会創薬科学賞を受賞

エーザイは3月25日、自社創製した抗がん剤「レンビマ」(レンバチニブ)の創薬研究が2020年度の日本薬学会創薬科学賞を受賞したと発表した。「独自に構築したヒト病態を模した評価系を用いて得られたリード化合物をもとに巧みな合成展開を行い、世界初の結合様式(タイプV)を持つキナーゼ阻害剤レンビマを創製したこと」などが受賞理由。同賞は1988年に創設され、エーザイは1998年度にアルツハイマー型認知症治療薬「アリセプト」(ドネペジル)で、2013年には抗がん剤「ハラヴェン」(エリブリン)で受賞している。

 

2020年3月26日(木)

JCRファーマ、BBB通過技術の米ArmaGenを買収

JCRファーマは3月26日、血液脳関門(BBB)通過技術を使って新薬開発を行う米ArmaGenを買収し、子会社化すると発表した。JCRは独自のBBB通過技術「J-Brain Cargo」を使ったライソゾーム病治療薬を開発。米国などで独自のBBB技術の特許を持つArmaGenを買収することによって、グローバルに技術的優位性を確保する。買収は4月下旬に完了する予定。

大塚 血液がんのパネル検査を開発、臨床での検証開始

大塚製薬は3月26日、国立がん研究センターと開発した血液がん対象のがん遺伝子パネル検査について、実臨床での有用性の検証を始めると発表した。あわせて、国がんと九州大、京都大、名古屋医療センターが蓄積する既存試料での検証も行う。同パネル検査は、急性骨髄性白血病などの骨髄性腫瘍やリンパ系腫瘍など、ほぼすべての造血器腫瘍(関連疾患を含む)で診断、治療法選択、予後予測ができると期待される。実用化されれば、血液がん対象のパネル検査としては国内初となる。

エーザイ 抗がん剤デニロイキン ジフチトクスを申請

エーザイは3月26日、抗がん剤デニロイキン ジフチトクス(開発コード・E7777)を皮膚T細胞性リンパ腫と末梢性T細胞リンパ腫の適応で申請したと発表した。同薬はIL-2受容体結合部分とジフテリア毒素の融合タンパク製剤。がん細胞表面のIL-2受容体と結合し、細胞内に移行したジフテリア毒素によって細胞死を誘導する。厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」での評価を踏まえて開発された。

「オプジーボ」「ヤーボイ」、肺がんに対する化学療法との併用療法を申請

小野薬品工業とブリストル・マイヤーズスクイブは3月26日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)と抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」(イピリムマブ)の併用療法について、プラチナ製剤を含む2剤化学療法との併用を非小細胞肺がんの適応で申請したと発表した。非小細胞肺がんでは、昨年12月にオプジーボとヤーボイの2剤併用療法も申請している。

アストラゼネカ 高カリウム血症改善薬「ロケルマ」承認

アストラゼネカは3月26日、高カリウム血症改善薬「ロケルマ」(ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物)が同25日付で承認されたと発表した。同薬は非ポリマー無機陽イオン交換化合物。投与1時間で血清カリウム値を低下させ、持続的なコントロールを可能にするという。米国や欧州、中国などでも承認されている。

日本セルヴィエ 抗がん剤「オニバイド」が承認、ヤクルトが販促

日本セルヴィエは3月25日、抗がん剤「オニバイド」(一般名・イリノテカン塩酸塩水和物)が「がん化学療法後に増悪した治癒切除不能な膵がん」の適応で承認されたと発表した。同薬はイリノテカンをポリエチレングリコールで修飾したリポソームに封入した製剤。昨年10月にヤクルト本社と結んだ契約に基づき、セルヴィエが製造、販売、流通を行い、ヤクルトがプロモーション活動を行う。

ノーベルファーマ、入眠改善薬「メラトベル」の承認取得

ノーベルファーマは3月25日、メラトニン受容体作動性入眠改善薬「メラトベル」(メラトニン)の承認を取得したと発表した。適応は「小児期の神経発達障に伴う入眠困難の改善」。昨年1月に日本小児神経学会から厚生労働省に早期承認を求める要望書が出されていた。

シャイアー・ジャパン「ボンベンディ」の承認取得

武田薬品工業は3月25日、グループ会社のシャイアー・ジャパンがフォン・ヴィレブランド病治療薬「ボンベンディ」(ボニコグ アルファ)の承認を取得したと発表した。同疾患は、止血に重要な役割を果たすフォン・ヴィレブランド因子の異常や欠損によって起こる遺伝性の出血性疾患。ボンベンディは世界初の遺伝子組み換えフォン・ヴィレブランド因子製剤。

FRONTEO、武田に創薬支援AIシステムを提供

FRONTEOは3月25日、自社開発の創薬支援AIシステムを武田薬品工業に提供するライセンス契約を結んだと発表した。提供するのは、自然言語解析AIを使って新規医薬品のターゲット候補を探索するシステム。研究者が仮説や知りたい情報を入力すると、参照すべき論文や医薬研究データを表示する。創薬の効率化や、ドラッグ・リポジショニングの提案支援などが期待される。

サンド日本法人、社長にアスペンジャパンの岩本社長が就任

独サンドの日本法人は3月25日、アスペンジャパンの岩本紳吾社長が4月1日付で代表取締役社長に就任すると発表した。サンドは今年2月1日に南アフリカ・アスペンの日本事業を買収。現在、統合を進めている。岩本氏はアステラス製薬やテバ製薬(現・武田テバファーマ)を経て、2016年からアスペンジャパンを統括。4月以降はアスペンジャパンの代表を兼務する。

「デュピクセント」慢性副鼻腔炎への適応拡大が承認

サノフィは3月25日、抗IL-4/13抗体「デュピクセント」(デュピルマブ)について、鼻茸を伴う慢性副鼻腔炎への適応拡大が承認されたと発表した。ステロイド薬や手術といった既存治療で効果が不十分の患者が対象。アトピー性皮膚炎と気管支喘息に続く3つ目の適応となる。

「アイリーア」血管新生緑内障への適応拡大が承認

バイエル薬品は3月25日、眼科用VEGF阻害薬「アイリーア」(アフリベルセプト)について、血管新生緑内障への適応拡大の承認を取得したと発表した。血管新生緑内障は、増殖糖尿病網膜症などの網膜虚血をきたす疾患で、新生血管が虹彩や前房隅角に形成され、房水の流出が阻害されることで眼圧が上昇する持続性の糖尿病。アイリーアとしては5つ目の適応となる。

「ステラーラ」潰瘍性大腸炎への適応拡大が承認

ヤンセンファーマは3月25日、抗IL-12/23抗体「ステラーラ」(ウステキヌマブ)の潰瘍性大腸炎への適応拡大が承認されたと発表した。点滴静注製剤は寛解導入療法、皮下注製剤は維持療法が対象で、いずれも既存治療で効果不十分な場合に使用する。

「ブスルフェクス」にリンパ腫の移植前治療の適応追加

大塚製薬は3月25日、造血幹細胞移植前治療薬「ブスルフェクス」(ブスルファン)について、「悪性リンパ腫における自家造血幹細胞移植の前治療」の適応追加の承認を取得したと発表した。昨年10月の厚生労働省薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で公知申請を行って差し支えないと評価され、同11月に新生を行っていた。

「リサイオ」リンパ腫の移植前治療への適応拡大が承認

大日本住友製薬は3月25日、造血幹細胞移植前治療薬「リサイオ」(チオテパ)が「悪性リンパ腫における自家造血幹細胞移植の前治療」への適応拡大の承認を取得したと発表した。同薬は昨年5月、小児悪性固形腫瘍における造血幹細胞移植の前治療の適応で発売された。

「ニンラーロ」移植後の維持療法の適応を追加

武田薬品工業は3月25日、多発性骨髄腫治療薬「ニンラーロ」(イキサゾミブクエン酸エステル)について、自家造血幹細胞移植後の維持療法の適応追加が承認されたと発表した。同薬は2017年から再発・難治性の多発性骨髄腫の適応で販売されている。

「ヌーカラ」に小児適応が追加

グラクソ・スミスクラインは3月25日、重症喘息治療薬の抗IL-5抗体「ヌーカラ」(メポリズマブ)に、6~11歳の用法・用量の追加が承認されたと発表した。従来は12歳以上の小児と成人が対象だった。同薬は同日付で、プレフィルドシリンジ製剤とオートインジェクター製剤の承認も取得している。

 

2020年3月27日(金)

キッセイ、米社から腫瘍溶解性ウイルスを導入

キッセイ薬品工業は3月27日、米CGオンコロジーから、同社が膀胱がんなどを対象に開発中の腫瘍溶解性ウイルス「CG0070」を導入したと発表した。中国を除くアジア20カ国(日本、韓国、台湾など)で同薬を独占的に開発・販売する権利を取得。キッセイは3000万ドル(約32億円)相当のCG社株式を購入するとともに、契約料として米国での臨床第3相(P3)試験開始後に1000万ドルを支払う。さらに、開発の進展や売上高に応じたマイルストン(最大1億ドル)と、売上高に対するロイヤリティを支払う。

スズケン「ステボロニン」「オニバイド」の一社流通を受託

スズケンは3月27日、ステラファーマのホウ素中性子捕捉療法用ホウ素薬剤「ステボロニン」(一般名・ボロファラン〈10B〉)と、日本セルヴィエの抗がん剤「オニバイド」(イリノテカン塩酸塩水和物)について、国内でのメーカー物流から卸流通までの一社流通を受託することでそれぞれのメーカーと合意したと発表した。両剤は3月26日付で承認されており、両社とも国内で製品を販売するのは初めて。スズケンは「スペシャリティ医薬品流通の実績と新規参入メーカーの受託実績が評価された」としている。

北里薬品 インフルワクチン、第一三共との提携終了 KMバイオ製品を販売へ

北里薬品産業は3月27日、第一三共とのインフルエンザワクチンの販売提携を3月末で終了し、次のシーズンからKMバイオロジクスが製造するインフルエンザワクチンを販売すると発表した。KMバイオの製品はMeiji Seika ファルマと北里薬品の2社で販売。第一三共との「おたふくかぜワクチン」「はしか風しんワクチン」での販売提携は続ける。

ナノキャリア 導入の遺伝子治療薬、卵巣がんで国内開発

ナノキャリアは3月27日、イスラエルのVBLセラピューティクスから導入した遺伝子治療薬「VB-111」について、プラチナ抵抗性卵巣がんを対象に国内で開発することを決めたと発表した。VBLが米国を中心に行った国際共同P3試験で良好な結果が得られたことを受けた判断。VB-111は、腫瘍血管内皮細胞のアポトーシスを誘導するのに加え、腫瘍免疫を惹起する作用機序を持つ。静脈注射による全身投与型の製剤で、ほかの固形がんにも適応が広がる可能性があるといい、VBLは膠芽腫と大腸がんでも開発中。ナノキャリアはVB-111の日本での開発・販売権を持っている。

科研 新社長に堀内営業本部長、大沼氏は会長に

科研製薬は3月27日、堀内裕之・常務取締役営業本部長が代表取締役社長に就任すると発表した。現職の大沼哲夫氏は代表取締役に就き、堀内氏は社長就任後も営業本部長を兼務。いずれも6月下旬の株主総会と取締役会を経て正式決定する。堀内氏は1984年に近畿大理工学部卒業後、科研製薬に入社。広島や大阪の支店長を経て2017年4月から現職。58歳。

科研、20年3月期業績予想を修正

科研製薬は3月27日、2020年3月期の業績予想を修正したと発表した。修正後の予想は売上高890億円(従来予想比39億円減)、営業利益260億円(37億円増)。後発医薬品の影響で売上高は従来予想を下回るが、販管費や研究開発費が予想を下回る見通しで、利益は上振れする。

塩野義「ゾフルーザ」12歳未満への適応拡大など米で申請受理

塩野義製薬は3月27日、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」(バロキサビル マルボキシル)について、経口懸濁用顆粒剤の追加と、「1歳以上12歳未満の合併症のない急性インフルエンザウイルス感染症治療」「1歳以上のインフルエンザウイルス感染症予防」への適応拡大の申請が米FDA(食品医薬品局)から受理されたと発表した。審査終了目標日は今年11月23日。米国での開発・販売はスイス・ロシュグループと提携して進めており、これまでに「合併症のない12歳以上の患者の治療」「合併症のリスクが高い12歳以上の患者の治療」で承認されている。

みらかHD、7月に社名変更「H.U.グループホールディングス」に

みらかホールディングスは3月27日、7月1日付で社名を「H.U.グループホールディングス」に変更すると発表した。臨床検査を中心とする医療領域からヘルスケア領域に事業領域を拡大する意思を込める。


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