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製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【2/3~2/7】

製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【2/3~2/7】

2020年2月3日(月)

バイエル「ニュベクオ」を日本化薬とコ・プロ

バイエル薬品は2月3日、去勢抵抗性前立腺がん治療薬「ニュベクオ」(一般名・ダロルタミド)について、日本化薬と国内での販売提携契約を結んだと発表した。同薬は先月23日に承認を取得。発売後はバイエルが製造販売を担当し、両社共同で情報提供活動を行う。

ゼリア 協和キリンとの「アサコール」共同販売を終了

ゼリア新薬工業は2月3日、協和キリンと行っている潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」(メサラジン)の共同販売を今年3月いっぱいで終了すると発表した。2009年12月の発売以来1ブランド2チャネルで販売してきたが、4月以降はゼリアが単独で販売する。

MSD「マリゼブ」をキッセイに販売移管

MSDは2月3日、週1回投与のDPP-4阻害薬「マリゼブ」(オマリグリプチン)を今年4月からキッセイ薬品工業に販売移管すると発表した。同薬の製造販売承認はMSDが引き続き保有するが、将来的にはキッセイ薬品が承継することでも合意した。

東和 スペイン・ペンサの買収完了、395億円で

東和薬品は2月3日、スペイン・エステベグループで後発医薬品事業を担うペンサ・インベストメンツの買収が完了し、同社を完全子会社化したと発表した。買収額は約3億2900万ユーロ(約395億円)。買収により東和は、欧米の販売網と生産拠点を獲得し、海外市場に本格的に進出する。

サンド アスペン日本事業の買収を完了

ノバルティスグループで後発医薬品事業を手掛ける独サンドは1月31日、南アフリカ・アスペンの日本事業の買収を完了したと発表した。サンドは買収の対価として3億ユーロを支払っており、特定の条件が満たされれば追加で1億ユーロ以下の金銭を支払う。買収によりサンドは麻酔薬「キシロカイン」や免疫抑制剤「イムラン」など、病院向けの長期収載品を獲得。病院市場を強化する。

東和、作業支援ロボット開発のイノフィスに出資

東和薬品は1月31日、装着式の作業支援ロボットを開発するイノフィス(東京都新宿区)に出資したと発表した。同社が開発したマッスルスーツは、空気圧で動く人工筋肉で人の動作を補助するアシストスーツ。東和は出資を通じ、介護従事者らの負担軽減を目指してマッスルスーツを展開する。

国内初、抗体搭載の薬剤溶出ステントが発売

オーバスネイチメディカルは2月3日、国内で初めて抗体を搭載した薬剤溶出型ステント「COMBO Plusコロナリーステント」(一般名・抗体使用冠動脈ステント)を発売したと発表した。COMBO Plusは虚血性心疾患の経皮的冠動脈形成術(PCI)に使用。抗CD34抗体を搭載することで、血管内皮の修復に関与する血管内皮前駆細胞をステント表面に捕獲し、ステント内腔の再内皮化に寄与すると期待される。

 

2020年2月4日(火)

参天 アルファベット傘下のVerilyと合弁設立、眼科デバイスを開発

参天製薬は2月4日、米グーグルの親会社アルファベット傘下でライフサイエンス関連事業を手掛けるVerilyライフサイエンスと、眼科デバイスの開発・商業化を目指す合弁会社を設立すると発表した。Verilyのマイクロエレクトロニクスや機械学習技術を活用し、緑内障やドライアイなどを対象にデバイスや技術ソリューションを開発する。合弁会社のCEO(最高経営責任者)には、Verilyで眼科イノベーションディレクターを務めるディミトリ・アーザル氏が就く。

武田、今期営業利益は黒字に…業績予想を上方修正

武田薬品工業は2月4日、2020年3月期の業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は、売上高3兆2860億円(従来予想比260億円増)、営業利益100億円(従来は1100億円の赤字)。シャイアー買収に関連する取得対価の配分が完了したことに伴い、売上原価や無形資産償却費などの費用が減少。主力品が好調に推移しており、売上高も従来の予想を上回る。

アンジェス「コラテジェン」米国P2b試験開始

アンジェスは2月4日、開発中のHGF遺伝子治療薬「コラテジェン」(一般名・ベペルミノゲン ペルプラスミド)について、米国で下肢潰瘍を有する閉塞性動脈硬化症を対象に後期臨床第2相(P2b)試験を開始したと発表した。目標症例数は60例。国内では昨年3月に慢性動脈閉塞症治療薬として承認されており、安静時疼痛への適応拡大に向けたP3試験を行っている。

京大とNTT、リアルワールドデータ活用で新会社

京都大学とNTT(日本電信電話)は2月3日、リアルワールドデータの活用を推進するための新会社「新医療リアルワールドデータ研究機構(PRiME-R)」を同日付で設立したと発表した。全国の医療機関から電子カルテや画像データなどを収集し、データベースを構築。これをもとに、患者や医療機関、行政、企業などにサービスを提供する。100以上の医療機関の参加を目指しており、まずはがんを対象に事業を進める。

第一三共エスファ「ゼチーア」AGを6月に発売

第一三共エスファは2月3日、高脂血症治療薬「ゼチーア」のオーソライズド・ジェネリック(AG)「エゼチミブ錠『DSEP』」を今年6月に発売すると発表した。同社は昨年8月にAGの承認を取得。製造は先発品の製造販売承認を持つMSDが行う。

 

2020年2月5日(水)

アステラス 全国12支店を廃止、営業所を営業本部直轄に

アステラス製薬は2月5日、4月1日付で国内の営業組織を変更すると発表した。全国に12ある支店を廃止し、営業所を営業本部が直接管轄する体制に変更。市場のニーズに応じた迅速な情報提供活動を目指し、営業所は現在の114から119に増やすとともに、「エリア統括機能」を新設するなど営業本部の組織も再編する。

ヤンセン・田辺「ステラーラ」のコプロ、潰瘍性大腸炎に拡大

ヤンセンファーマは2月5日、田辺三菱製薬とクローン病を対象に国内で行っている抗IL-12/23p40抗体「ステラーラ」(一般名・ウステキヌマブ)のコ・プロモーションについて、適応拡大を申請中の潰瘍性大腸炎にも対象を広げると発表した。潰瘍性大腸炎への適応拡大は昨年3月に申請。対象拡大後も、ヤンセンが製造販売元として田辺三菱に製品を供給し、田辺三菱が販売権を保有する。

帝人が新中計 ヘルスケア事業、フェブリク特許切れでEBITDAは横ばい

帝人は2月5日、2020~22年度の中期経営計画を発表した。ヘルスケア事業では、主力の痛風・高尿酸血症治療薬「フェブリク」の特許切れを新事業の拡大やコスト構造改革などで補い、22年度のEBITDA(税引前利益に支払利息と減価償却費を加えた額)は19年度(予想)と同じ450億円を見込む。

中計期間中には、骨粗鬆症治療薬アバロパラチドと脳卒中に伴う痙攣治療薬インコボツリヌストキシンAの発売を予定。地域包括ケア関連の新事業や機能性食品を次世代の成長領域と位置付け、経営資源を積極的に投入する。

順大、フィリップスなど4社とデジタルヘルスの共同研究講座開設

順天堂大は2月5日、フィリップス・ジャパン、東邦ホールディングス、旭化成、インターリハの4社と共同研究講座「デジタルヘルス・遠隔医療研究開発講座」を開設したと発表した。循環器疾患を対象に、患者の状態変化を検出する小型デバイスや音声認識によるカルテ入力システム、遠隔でのリハビリモニタリングシステムなどの開発を目指す。

スズケン エンブレースと資本業務提携

スズケンは2月5日、医療介護専用SNS「メディカルケアステーション」を展開するエンブレースと資本業務提携すると発表した。両社で同SNSの普及を進めるほか、両社が持つヘルスケア関連デーアを活用した新たな協業やビジネスモデルを検討。あわせてスズケンがエンブレースに出資するが、その条件や時期については詳細を詰めている。

スズケン、別所会長が退任

スズケンは2月5日、別所芳樹・代表取締役会長が退任すると発表した。本人から退任の申し出があったという。別所氏は4月1日付で取締役最高顧問に就き、引き続き経営をサポートする。

決算

協和キリン(2019年12月期、2月5日発表)

売上収益3058億2000万円(前期比12.6%増)、コア営業利益593億5300万円(18.0%増)。X染色体連鎖性低リン血症治療薬「クリースビータ」や抗がん剤「ポテリジオ」が海外で売り上げを伸ばし、業績を押し上げた。主力の腎性貧血治療薬「ネスプ」は37.4%減の336億円と落ち込んだ一方、同薬のオーソライズド・ジェネリック(AG)が発売約4カ月で140億円を販売。抗がん剤リツキシマブのバイオシミラーも97億円(125.6%増)と好調だった。

20年12月期は売上収益3270億円(6.9%増)、コア営業利益650億円(9.5%増)を予想。ネスプAGは119.3%増の307億円、ネスプは88.1%減少の40億円を見込む。

 

2020年2月6日(木)

米メルク、特許切れ先発品など分社化

米メルクは2月5日、婦人科領域、特許が切れた先発医薬品、バイオシミラーの3事業を切り離し、新会社「NewCo」を設立すると発表した。分社化は来年の上半期に完了する予定。新会社には避妊薬「Nexplanon」や高脂血症治療薬「ゼチーア」などを承継。承継される製品の売上高は65億ドル(約7150億円、2020年12月期見込み)に上る。メルクは分社化を通じて、がん領域やワクチンなど利益率の高い成長事業に注力する。

アイロム子会社、復旦大と新型コロナワクチンを共同開発

アイロムグループは2月6日、子会社のIDファーマが、新型コロナウイルスに対するワクチンを中国の復旦大付属上海公衆衛生臨床センターと共同開発すると発表した。両者はIDファーマの基盤技術である「センダイウイルスベクター」を使って結核ワクチンの共同開発を進めており、新型コロナウイルスに提携を拡大する。

あすか製薬 CACのライブラリー事業に参加

あすか製薬は2月6日、医薬品開発支援を手掛けるCACクロアの化合物共有ライブラリー事業に参加すると発表した。あすかは化合物ライブラリーの管理やハイスループットスクリーニングのためのプレート作製をCACクロアに委託。同事業は将来的に、製薬会社・バイオベンチャー・アカデミアでのライブラリー相互利用を目指しており、塩野義製薬や田辺三菱製薬、エーザイがすでに参加している。

長瀬産業、阪大とDDS製造技術の実用化で共同研究

長瀬産業は2月6日、大阪大とドラッグデリバリーシステム(DDS)製剤の新たな製造技術の開発・実用化に向けた共同研究を開始したと発表した。脂質粒子に医薬品の有効成分を内包する「リポソーム製剤」と「脂質ナノ粒子製剤」に関して、阪大医学部の松崎高志特任准教授が開発した技術の実用化を検討。製造工程の短縮と収量アップが期待できるという。

決算

鳥居薬品(2019年12月期、2月6日発表)

売上高429億9800万円(前期比31.3%減)、営業利益14億3000万円(71.1%減)。抗HIV薬6製品の販売権を返還したことで大幅な減収減益となった。HIV感染症領域以外では、そう痒症改善薬「レミッチ」が後発医薬品の影響で25%減の86億9300万円となった一方、アレルギン免疫療法薬「シダキュア」(36億5400万円、802%増)や同「ミティキュア」(27億4900万円、120%増)が拡大。20年12月期は売上高416億円(3.3%減)、営業利益30億円(109.7%増)を見込んでいる。

米メルク(2019年12月期、2月5日発表)

売上高468億4000万ドル(約5兆1524億円、実質ベースで前期比13%増)。最主力品の免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」が58%増の110億8400万ドルを売り上げたほか、水痘ワクチン「Varivax」などのワクチン事業が84億ドル(17%増)と好調だった。20年12月期は488~503億ドルと増収を予想している。

英グラクソ・スミスクライン(2019年12月期、2月5日発表)

売上高337億5400万ポンド(約4兆8268億円、実質ベースで前期比8%増)、営業利益69億6100万ポンド(23%増)。帯状疱疹ワクチン「シングリックス」などのワクチン事業(71億5700万ポンド、19%増)や、抗HIV薬「ジャルカ」「ドウベイト」などのHIV事業(48 億5400万ポンド、1%増)が業績を牽引した。20年12月期はESP(1株あたり純利益)で1~4%の減少を見込む。

デンマーク・ノボノルディスク(2019年12月期、2月5日発表)

売上高1220億2100万デンマーククローネ(約1兆9523億円、実質ベースで前期比6%増)、営業利益524億8300万デンマーククローネ(6%増)。2型糖尿病治療薬「オゼンピック」(112億3700万デンマーククローネ)やインスリン製剤(596億9300万デンマーククローネ、3%増)などが貢献した。20年12月期は1257~1293億デンマーククローネと増収の見通し。

 

2020年2月7日(金)

ヤンセン、日本新薬と「ザイティガ」をコ・プロ

ヤンセンファーマは2月7日、日本新薬と前立腺がん治療薬「ザイティガ」(一般名・アビラテロン酢酸エステル)のコ・プロモーション契約を結んだと発表した。3月2日から両社で情報提供活動を行う。両社は別の前立腺がん治療薬「アーリーダ」(アパルタミド)でもコ・プロを行っている。

中外 患者申出療養に基づく臨床研究に薬剤提供

中外製薬は2月7日、国立がん研究センターと患者申出療養制度に基づく研究者主導臨床研究への協力に関する契約を結んだと発表した。同研究は、がん遺伝子パネル検査で遺伝子異常が見つかったものの、既承認薬や治験中の薬剤がない患者に対し、適応外薬による治療を検討するもの。中外はこの研究に複数の分子標的薬を提供する。

アンジェス 提携先のがん診断技術、実用化へがん研と共同研究

アンジェスは2月7日、資本提携先のBarcode Diagnostic(イスラエル)が開発したがんの診断技術を実用化するため、がん研究会と共同研究契約を結んだと発表した。Barcode社は、本格的な治療を始める前に、有効性が期待される複数の抗がん剤をごく少量ずつ一度に投与することで、最も有効な抗がん剤を速やかに特定する診断技術を開発している。共同研究では、同技術の評価を行うとともに、実用化に向けた実験的検討を進める。

ゼリア「アコファイド」スペイン企業に中南米のライセンス

ゼリア新薬工業は2月6日、自社創製の機能性ディスペプシア(FD)治療薬「アコファイド」(一般名・アコチアミド酢酸塩水和物)について、スペインのFAES FARMAにラテンアメリカ(ブラジル、メキシコなど中南米13カ国)での独占的開発・販売権を付与する契約を結んだと発表した。アコファイドはゼリアが日本で2013年に承認を取得した世界初のFD治療薬。

シンバイオ「トレアキシン」自販で22年に売上高100億円

シンバイオ製薬は2月6日、2020~22年の中期経営計画を発表した。21年に始まる抗がん剤「トレアキシン」の自社販売や適応拡大などを通じて、22年に売上高108億1600万円(20年予想は34億400万円)、営業利益14億8200万円(20年予想は50億9000万円の赤字)を目指す。開発中の抗がん剤リゴセルチブは22年第4四半期(10~12月)の承認取得を目指している。

アルフレッサ「バイタルバンド」開発のベンチャーと資本提携

アルフレッサホールディングスは2月6日、クォンタムオペレーションと資本提携したと発表した。同社が行った第三者割当増資を引き受けた。クォンタムオペレーションは、健康データを24時間365日取得できる「ウォッチ型バイタルバンド」を開発している。アルフレッサは資本提携を通じてバイタルバンドの製品化を支援するとともに、発売後の流通に関する業務提携に向けた協議を進める。

決算

仏サノフィ(2019年12月期、2月6日発表)

売上高361億2600万ユーロ(約4兆3351億円、前期比4.8%増)。喘息・アトピー性皮膚炎治療薬「デュピクセント」(20億7400万ユーロ、151.6%増)が伸びたほか、ワクチン事業(57億3100万ユーロ、9.3%増)などが業績拡大に貢献した。20年12月期は調整後のEPS(1株あたり純利益)で5%程度の成長を見込む。

米ブリストル・マイヤーズスクイブ(2019年12月期、2月6日発表)

売上高261億4500万円(約2兆8760億円、前期比16%増)。抗凝固薬「エリキュース」(79億2900万ドル、23%増)や免疫チェックポイント阻害薬「オプジーボ」(72億400万ドル、7%増)が伸びたほか、昨年11月に完了した米セルジーン買収も増収に貢献した。20年12月期はセルジーン買収が通期で寄与し、売上高は405~425億ドルと大幅な増収を予想している。


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