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製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【1/20~1/24】

製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【1/20~1/24】

2020年1月20日(月)

ファイザー リツキシマブのバイオシミラー発売

ファイザーは1月20日、抗がん剤「リツキサン」のバイオシミラー「リツキシマブBS『ファイザー』」を発売したと発表した。適応は▽CD20陽性のB細胞性非ホジキンリンパ腫▽CD20陽性のB細胞性リンパ増殖性疾患▽多発血管炎性肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎――で、慢性リンパ性白血病など先行品の適応の一部は承認されていない。リツキシマブのバイオシミラーは、2018年1月に発売された協和キリンの製品(製造販売承認はサンド)に続く2剤目。

鳥居、19年12月期の通期業績予想を上方修正

鳥居薬品は1月20日、2019年12月期の通期業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は、売上高429億9000万円(従来予想比2億9000万円増)、営業利益14億3000万円(7億3000万円増)。アレルゲン免疫療法薬「シダキュア」が好調だったほか、売上原価率の改善や販管費の削減により営業利益は従来予想を大きく上回る。

英GSK、国がんと研究開発で戦略提携

グラクソ・スミスクライン(GSK)は1月20日、英国本社と国立がん研究センターが今月14日付でがん領域の研究開発に関する包括的な戦略パートナーシップ契約を結んだと発表した。英GSKは抗がん剤の開発で国内外の医療機関と連携を進めており、国がんとの連携もその一環。両者は今後、前臨床研究や臨床開発、トランスレーショナルリサーチなどで協力する。

 

2020年1月21日(火)

東和 バンダイナムコ研究所と服薬支援ツール開発へ

東和薬品は1月21日、バンダイナムコ研究所と服薬支援ツールの開発に向けた基本合意を結んだと発表した。ゲームの手法を取り入れた服薬支援ツールを共同で開発し、アドヒアランス向上と残薬の解消を目指す。

東和がツールを立案し、バンナムがツール内のコンテンツやソフトウェアを企画・開発。東和とソフトウェア開発のTISが設立した合弁会社「Tスクエアソリューションズ」で、服薬情報を管理するプラットフォームの構築や、ツールを使ったサービスの企画を行う。

タカラバイオ 再生医療等製品の製造施設を増設

タカラバイオは1月21日、滋賀県草津市の本社敷地内に建設していた再生医療等製品の研究・製造施設「遺伝子・細胞プロセシングセンター2号棟」が完成し、今月から本格的な操業を開始したと発表した。2号棟の延床面積は2014年に完成した1号棟の2倍以上。再生医療等製品のCDMO事業や自社の遺伝子治療薬の製造を強化する。

ジーンテクノ、MabGenesisと希少・難治性がんの抗体医薬を共同研究

ジーンテクノサイエンスは1月21日、バイオベンチャーのMabGenesisと、希少がんや難治性がんに対する抗体医薬の共同研究契約を結んだと発表した。宮崎大の森下和広教授と藤田医科大の黒澤仁教授が開発した抗体単離技術を使い、がん抗原に特異的な抗体を取得。新たな作用機序を持つがん治療薬として開発する。

 

2020年1月22日(水)

ゾレアに効能変化再算定の特例、キイトルーダ・リクシアナには特例拡大再算定

中央社会保険医療協議会(中医協)総会は1月22日、4月の2020年度薬価改定で17成分52品目に再算定を適用し、薬価を引き下げることを了承した。

昨年12月に花粉症への適応拡大が承認されたノバルティスファーマの抗IgE抗体「ゾレア」には、20年度薬価制度改革で新設される効能変化再算定の特例を適用。MSDの免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」と第一三共の抗凝固薬「リクシアナ」は特例拡大再算定が適用される。通常の市場拡大再算定は、利尿薬「サムスカ」(大塚製薬)や高尿酸血症・痛風治療薬「フェブリク」(帝人ファーマ)など14成分40品目が対象となった(詳しくはトピックスで)。

大塚、英PhoreMostと共同研究…次世代スクリーニング技術で標的探索

大塚製薬は1月21日、英PhoreMostと新薬の創製に向けた共同研究契約を結んだと発表した。PhoreMostは、疾患の発症に関連する細胞内カスケードに機能的な作用ペプチドを見出すことで創薬標的を同定する次世代スクリーニング技術を持つ。共同研究では、大塚が提案する疾患に対し、PhoreMostが創薬標的や薬効ペプチドを探索。大塚は同定された標的を評価・検証し、自社のペプチドミメティクス技術で低分子化合物への展開や遺伝子治療薬への応用を目指す。

武田、旧シャイアーグループの持株会社を清算

武田薬品工業は1月22日、100%子会社のシャイアー・ファーマシューティカル・ホールディングス・アイルランド・リミテッドを清算すると発表した。同社は旧シャイアーグループの持株会社で、清算により同社子会社は武田が直接傘下に収めることになる。

ジーンテクノ、名大などと脳性まひ治療の共同研究

ジーンテクノサイエンス、東京都医学総合研究所、名古屋大医学部付属病院、東京医科歯科大は1月22日、4者で脳性まひに対する新たな治療法の創出に向けた共同研究契約を結んだと発表した。東京都医学総合研究所は小児脳疾患の基礎研究を行っており、名大病院と医科歯科大は脳性まひに対する細胞治療の研究実績がある。共同研究では、ジーンテクノの歯髄幹細胞を活用し、それぞれの研究基盤や知見を持ち寄って治療法の創出を目指す。

 

2020年1月23日(木)

アステラス・アムジェン、4月1日付で米アムジェンの完全子会社に

アステラス製薬は1月23日、保有するアステラス・アムジェン・バイオファーマの全株式(発行済み株式の49%)を4月1日付で米アムジェンに売却すると発表した。アステラス・アムジェンは米アムジェンの完全子会社となり、社名を「アムジェン株式会社」に変更。社長はアステラス・アムジェン社長のスティーブ・スギノ氏が務める。

アステラス・アムジェンはアステラスと米アムジェンの合弁会社として2013年10月に事業を開始。高コレステロール血症治療薬「レパーサ」、白血病治療薬「ビーリンサイト」、骨粗鬆症治療薬「イベニティ」については、4月1日以降もアステラスが流通と販売を担い、両社でコ・プロモーションを行う。

JT「コレクチム」が承認、初のアトピー向けJAK阻害薬

日本たばこ産業(JT)は1月23日、アトピー性皮膚炎治療薬「コレクチム」(一般名・デルゴシチニブ)の承認を取得したと発表した。軟膏剤の同薬はJAK阻害薬としては初の外用剤で、アトピー性皮膚炎に対する初のJAK阻害薬。販売は子会社の鳥居薬品が行う。

エーザイ 不眠症治療薬「デエビゴ」の承認取得

エーザイは1月23日、不眠症治療薬「デエビゴ」(レンボレキサント)の承認を取得したと発表した。同薬はエーザイが創製したオレキシン受容体拮抗薬。米国でも昨年12月に承認されている。

アッヴィ、JAK阻害薬「リンヴォック」が承認

アッヴィは1月23日、JAK阻害薬「リンヴォック」(ウパダシチニブ水和物)が「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(間接の構造的損傷の防止を含む)」の適応で承認を取得したと発表した。1日1回投与の経口製剤。関節リウマチを対象とするJAK阻害薬は国内4剤目となる。

バイエル、前立腺がん治療薬「ニュベクオ」の承認を取得

バイエル薬品は1月23日、前立腺がん治療薬「ニュベクオ」(ダロルタミド)の承認を取得したと発表した。同薬はアンドロゲン受容体阻害薬で、適応は「遠隔転移を有しない去勢抵抗性前立腺がん」。

MSD、深在性真菌症治療薬「ノクサフィル」が承認

MSDは1月23日、潜在性真菌症治療薬「ノクサフィル」(ポサコナゾール)の承認を取得したと発表した。適応は「造血幹細胞移植患者または好中球減少が予測される血液悪性腫瘍患者における深在性真菌症の予防」と「真菌症(フサリウム症、ムーコル症、コクシジオイデス症、クロモブラストミコーシス、菌腫)の治療」。剤形は錠剤と点滴静注剤の2種類。

富士薬品、高尿酸血症治療薬「ユリス」が承認

富士薬品は1月23日、高尿酸血症治療薬「ユリス」(ドチヌラド)の承認を取得したと発表した。同薬は富士薬品が創製。腎臓での尿酸の再吸収に関与するトランスポーターを阻害することで、尿酸の再吸収を抑制する。開発は持田製薬と共同で行っており、販促も両社で行う。

CACクロアのライブラリー事業にエーザイが参加

医薬品開発支援を手掛けるCACクロアは1月22日、同社の化合物共有ライブラリー事業にエーザイが参加すると発表した。エーザイは化合物ライブラリーの管理やハイスループットスクリーニングを行うためのプレートの作製を委託し、コスト削減を図る。同事業にはエーザイのほか、塩野義製薬や田辺三菱製薬が参加しており、CACクロアは将来的にライブラリーを企業やアカデミアが相互利用できるシステムの構築を目指している。

決算

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(19年12月期、1月22日発表)

医薬品事業は売上高421億9800万ドル(約4兆6400億円、前期比3.6%増)。乾癬・クローン病治療薬「ステラーラ」(63億6100万ドル、23.4%増)や血液がん治療薬「イムブルビカ」(34億1100万ドル、30.4%増)などが好調で、後発医薬品の影響を受けた関節リウマチ治療薬「レミケード」や前立腺がん治療薬「ザイティガ」の落ち込みをカバーした。他事業を含む全社の売上高は820億5900万ドル(0.6%増)、純利益は151億1900万ドル(1.2%減)だった。20年12月期は売上高854~862億ドルと増収を見込む。

 

2020年1月24日(金)

サンバイオ、1型糖尿病向け再生医療等製品を順天堂大と共同研究

サンバイオと順天堂大は1月24日、1型糖尿病に対する再生医療等製品の開発に向けた共同研究を行うと発表した。順天堂大が研究を進めている体細胞からのダイレクトリプライミング法を活用し、間葉系幹細胞から膵ベータ細胞を作出。1型糖尿病のモデル動物を使って有効性・安全性を評価し、臨床試験に進むために必要なデータの取得を目指す。

CEPI、新型コロナウイルスワクチンの開発で米社などと提携

感染症流行対策イノベーション連合(CEPI、本部=ノルウェー・オスロ)は現地時間1月23日、中国・武漢で発生した新型コロナウイルスに対するワクチンの開発に向け、▽米イノビオ社▽豪クイーンズランド大▽米モデルナ社・米国立アレルギー感染症研究所――とパートナーシップを結んだと発表した。CEPIは2017年のダボス会議(世界経済フォーラム年次総会)で設立された官民パートナーシップで、日本政府も資金を拠出している。

エーザイ「フィコンパ」の適応拡大と新剤形が承認

エーザイは1月23日、抗てんかん薬「フィコンパ」(一般名・ペランパネル水和物)について、部分てんかんに対する単剤療法と小児適応の承認を取得したと発表した。部分てんかんではこれまで、12歳以上の患者に対する併用療法が承認されていたが、今回の承認によって4歳以上の患者に単剤でも使えるようになった。適応拡大とあわせ、新剤形となる細粒剤も承認された。

ファイザー「イブランス」に錠剤を追加

ファイザーは1月23日、抗がん剤「イブランス」(パルボシクリブ)の新剤形として錠剤の承認を取得したと発表した。従来のカプセル剤は食後に服用するが、錠剤ではそうした制限がなくなり、食事の有無を問わずに服用することが可能。大きさもカプセル剤に比べると小さくなり、利便性の向上が期待される。

持田製薬「ディナゲスト」低用量製剤が月経困難症の適応で承認

持田製薬は1月23日、「ディナゲスト錠0.5mg」(ジエノゲスト)が月経困難症の適応で承認を取得したと発表した。従来の1mg錠は子宮内膜症と子宮腺筋症が対象。0.5mg錠は月経困難症に対する低用量の専用製剤として開発した。

あすか製薬「チラーヂン」の静注液が承認

あすか製薬は1月23日、甲状腺ホルモン製剤「チラーヂン」(レボチロキシンナトリウム水和物)の静注製剤が承認されたと発表した。適応は、粘液水腫性昏睡と、経口剤による治療が適さない甲状腺機能低下症。厚生労働省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」の判断を踏まえ、あすか製薬が開発要請を受けた。粘液水腫性昏睡は早期に治療を開始しなければ生命に関わる疾患。これまでは錠剤と散剤しかなく、経口剤を経鼻胃管から投与するなどの方法がとられていたが、吸収量の予測が難しいといった課題があった。


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