skip to Main Content
Decision Resources Group Japan Branch

製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【10/7~10/11】

製薬業界ニュース 一週間まとめ読み【10/7~10/11】

2019年10月7日(月)

アンジェス「コラテジェン」慢性動脈閉塞症の安静時疼痛で国内P3試験を開始

アンジェスは10月7日、HGF遺伝子治療薬「コラテジェン」(一般名・ベペルミノゲン ペルプラスミド)について、「慢性動脈閉塞症の安静時疼痛」を対象に国内で臨床第3相(P3)試験を始めたと発表した。同薬は「慢性動脈閉塞症の潰瘍の改善」で条件期限付き承認を受け、先月10日に提携先の田辺三菱製薬が発売。米国での試験も計画している。

アミカス、新社長にクリス・ハーツ氏が就任

アミカス・セラピューティクスは10月7日、マリンクロット・ファーマ前社長のクリス・ハーツ氏が同日付で社長に就任したと発表した。ウィレム・ヴァン・ウェペレン前社長は取締役に就いた。

ハーツ氏は、米Ikariaや日本光電工業などでマネジメント経験を積み、2009年からマリンクロットで社長を務めた。

メディネット 台湾企業に細胞培養加工技術を導出

メディネットは10月7日、台湾のMedigen Biotechnology Corporation(MBC)と、自社のγδT細胞培養加工技術のライセンス契約を結んだと発表した。γδT細胞は、がん細胞に対して高い攻撃力を持つ免疫細胞の1つ。MBCは今後、メディネットから導入した技術を使ってがん免疫細胞治療を開発する。契約に基づきメディネットは、MBCから培養加工件数に応じたロイヤリティを受け取る。

 

2019年10月8日(火)

ギリアド 関節リウマチ治療薬フィルゴチニブを申請

ギリアド・サイエンシズは10月8日、JAK1阻害薬のフィルゴチニブについて、関節リウマチを対象に日本で申請を行ったと発表した。同薬はグローバルで臨床第3相(P3)試験を行っており、米国でも2019年中の申請を予定。潰瘍性大腸炎とクローン病でもグローバルでP3試験を実施している。

独バイエルと理研鼎業がパートナー契約

独バイエルと理研鼎業(埼玉県)は10月8日、イノベーションの共創に向けたパートナーシップ契約を結んだと発表した。理研鼎業は、理化学研究所が全額出資で今年9月に設立した外部法人。理研の研究成果の社会還元を目指している。

提携では、理研の研究成果をもとに▽創薬基盤技術やモダリティの創出▽新規病態メカニズムの解明▽創薬標的の探索――などを実施。共同研究の実施など、バイエルと理研での具体的な連携の検討に進んだ場合、理研鼎業が進行役として調整を担う。

第一三共、小名浜工場に太陽光発電を導入

第一三共は10月8日、小名浜工場(福島県いわき市)に、自家消費型の太陽光発電設備を導入すると発表した。同設備は医薬品業界では国内最大級で、工場内で使用する電力として、年間約4155メガワット時の発電を見込む。2020年度の完成と稼働を予定しており、設置・運営はNTTファシリティーズに委託する。

第一三共は太陽光発電の活用で、同工場の年間排出量の約20%にあたる約1800トンのCO2削減効果を見込んでいる。

 

2019年10月9日(水)

田辺三菱 米社から視神経脊髄炎関連疾患治療薬を導入

田辺三菱製薬は10月9日、米ビエラ・バイオが視神経脊髄炎関連疾患治療薬として開発中の抗CD19抗体イネビリズマブの導入契約を結んだと発表した。

田辺三菱は、▽日本▽韓国▽台湾▽シンガポール▽インドネシア▽タイ▽マレーシア▽フィリピン▽ベトナム――での独占的開発・販売権を獲得。一時金3000万ドル(約32億円)と開発の進捗に応じたマイルストン、販売額に応じたロイヤリティを支払う。

GSK「ザンタック」自主回収、クラスIに変更

グラクソ・スミスクライン(GSK)は10月9日、消化性潰瘍・胃食道逆流症治療薬「ザンタック」(一般名・ラニチジン)について、「クラスII」で行ってきた自主回収を同日から「クラスI」に切り替えたと発表した。

ラニチジンをめぐっては、欧米で原薬と製剤から発がん性物質「N-ニトロソジメチルアミン」(NDMA)が検出。GSKは9月26日からクラスIIでの自主回収を行っている。GSKはザンタックに発がん性物質が混入しているか調べているが、規制当局との協議の結果、予防的措置として回収分類を変更することにした。

ヤクルト、セルヴィエのイリノテカンリポソーム製剤を独占プロモーション

日本セルヴィエとヤクルト本社は10月8日、日本セルヴィエが国内で申請している抗がん剤イリノテカンのリポソーム製剤について、プロモーション契約を結んだと発表した。契約に基づきヤクルトが独占的に同薬のプロモーション活動を実施。セルヴィエはコ・プロモーションの権利を留保する。セルヴィエは今年3月、同薬を「ゲムシタビン治療後に進行した転移性膵臓がん」の適応で申請した。

 

2019年10月10日(木)

第一三共 抗がん剤「ヴァンフリタ」発売

第一三共は10月10日、FLT3阻害薬「ヴァンフリタ」(一般名・キザルチニブ)を発売したと発表した。適応は「再発または難治性のFLT3-ITD変異陽性の急性骨髄性白血病」。FLT3阻害薬としては、昨年12月に発売されたアステラス製薬の「ゾスパタ」(ギルテリチニブ)に続く2剤目。ピーク時に5.7億円の売上高を見込む。

同薬は米国でも申請していたが、米FDA(食品医薬品局)が承認を見送った。欧州では申請中。

アストラゼネカ、慶応大とリアルワールドエビデンスの創出で共同研究

アストラゼネカは10月9日、行政系医療保険データを活用したリアルワールドエビデンス(RWE)の創出を目的に、慶應義塾大学と共同研究契約を結んだと発表した。対象は循環器・腎・代謝疾患領域。

両者でレセプト(診療報酬明細書)などの行政系医療保険データベースを取得する基盤技術を開発し、▽疾患の理解や予防▽医療資源配分の改善――といった情報の活用を地域ごとに検討。地域特性に応じた保健医療施策への貢献を目指す。

決算

久光製薬(2019年3~8月月期、10月9日発表)

売上高634億100万円(前年同期比8.6%減)、営業利益101億9000万円(9.4%減)。後発医薬品の浸透や疼痛薬「ノルスパンテープ」の販売移管などが影響し、減収・減益となった。医療用医薬品の売上高は377億2800万円(10.4%減)。主力の消炎鎮痛薬「モーラステープ」は6.5%減の194億5400万円だった。一般用医薬品も243億5900万円(4.8%減)の減収。

20年2月期通期業績予想(売上高1435億円、営業利益229億円)は据え置いた。

 

2019年10月11日(金)

塩野義、抗酸菌症薬の共同研究で米社と新たなライセンス契約

塩野義製薬は10月11日、米Hsiri Therapeuticsと抗酸菌症治療薬の共同研究に関するライセンス契約を結んだと発表した。両社は2018年5月に抗酸菌症治療薬の導入・共同研究契約を結んでいるが、今回の新たな契約では、新規の作用機序を持つ抗酸菌症治療薬の創出を目指して共同研究を行う。塩野義は、共同研究で見いだされた化合物の全世界での独占的開発・製造・販売権を持ち、契約一時金と開発進展などに応じたマイルストン、販売額に応じたロイヤリティを支払う。

アストラゼネカとサノフィ、RSウイルス感染症薬nirsevimabのP3試験を日本で開始

英アストラゼネカと仏サノフィは10月11日、RSウイルス感染症治療薬nirsevimab(開発コード・MEDI8897)の臨床第3相(P3)試験とP2/3試験を日本で開始したと発表した。同薬は日本医療研究開発機構(AMED)の研究事業で「優先的に開発すべき医薬品」とされ、日本小児科学会が迅速な開発を要望。流行期が始まっていることから、世界に先駆けて日本で試験を始めた。アストラゼネカとサノフィのワクチン部門サノフィパスツールは、同薬の共同開発・商業化で提携している。

湘南アイパーク インキュベーション事業を開始

湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は10月11日、アカデミアやベンチャー企業の有望なシーズや技術を育成するインキュベーション事業を開始したと発表した。

米ジョンソン・エンド・ジョンソンの一部門であるジョンソン・エンド・ジョンソン イノベーション(JJI)と武田薬品工業のニューロサイエンスドラッグディスカバリーユニットがスポンサーとして参画。アカデミアやベンチャー企業に資金援助と研究開発ノウハウの提供を行う。湘南アイパークは研究施設を無料または格安で貸し出すほか、知的財産コンサルティングや薬事・臨床サポートなどのサービスを提供する。


Back To Top
×Close search
Search