skip to Main Content
Decision Resources Group Japan Branch

ベンペド酸 – スタチン不耐患者のアンメットニーズを満たす。脂質代謝異常症治療における期待

ベンペド酸 – スタチン不耐患者のアンメットニーズを満たす。脂質代謝異常症治療における期待

広範な範囲で処方されるスタチン製剤

脂質異常症治療薬としてスタチン系製剤が発売されてから、治療パラダイムは大きく変わりました。スタチン系製剤は脂質代謝異常、心血管系疾患の危険要素を管理するための大きな進歩を提供しました、そしてこれらの1日1回の経口投与のスタチンは現在安価であり第一選択療法として市場で活用されています。、それらのCVイベントの危険性を減らす有効性と安全性プロファイルの相乗効果により、スタチンは広範な範囲で処方されています。

このクラスの中には、3つのブロックバスター医薬品があります:メルクのゾコール(シンバスタチン)、アストラゼネカ/塩野義製薬のクレストール(ロスバスタチン)、そしてファイザーのリピトール(アトルバスタチン)で、製薬業界の歴史でも最も売れた医薬品です。

もっとも、完全な薬はありません。スタチンはごく一部の患者に筋肉障害を引き起こす可能性、新たに発症した糖尿病のリスクが高いこと、認識障害の懸念との関連があります。全体として、大多数の医師はスタチンの恩恵がはるかにリスクを上回っていると主張していますが、中にはスタチンに効果が認められない、もしくはスタチンの投与ができない患者グループが存在します。

限られるスタチン製剤以外の医薬品

一方でスタチン製剤に代わるものは限られています。現在PCSK9阻害剤以外に強力なLDLコレステロール低下効果・心血管系に対するベネフィットを有する薬剤はありません。PCSK9阻害剤は米国において年間の治療コストが14,000ドルもかかり、アクセスが制限されている状態です。

「もし安価で、経口であり、LDLコレステロールを劇的に下げるような薬剤があるとすると、そのような薬剤はPCSK9阻害剤の強力なライバルとなることに間違いはない」米国・循環器系疾患医師

ベンペド酸への期待

この状況に、米Esperion Therapeutics社のベンペド酸(bempedoic acid、ETC-1002)は大きな変革をもたらすと予想されます。ベンペド酸のLDLコレステロール低下効果は、弱めのスタチンと同程度ですが、エゼチミブとの併用には大きな期待があり、スタチン不耐患者治療に多く処方されるでしょう。

DRG Drug & Company Profile: ETC-1002 (Bempedoic Acid)

DRGでは、この分野のKOLへのインタビューと文献レビューを行った最新のレポート、「ランドスケープ&フォーキャスト:脂質代謝異常 Landscape & Forecast: Dyspipidemia」において、ベンペド酸が、スタチンを服用できない、または服用したくない患者の重要なアンメットニーズを満たすプロファイルを有し、将来的に何百万もの人々に処方される可能性がある開発品であると分析をします。そのためには、ブランドのスタチンやZetia / Ezetrolと同様の価格でる必要があり、スタチンほどの利益を上げることはできないものの、スタチンを服用しない患者のための主力製品になりうると分析します。


Back To Top
×Close search
Search