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膵臓がん治療市場、2026年には約40億ドルに。今後10年間は年率10%で成長

膵臓がん治療市場、2026年には約40億ドルに。今後10年間は年率10%で成長

膵臓癌市場は、化学療法剤の既存ブランド薬の浸透拡大、及び転移性の治療に対する高額な新規標的薬の承認により、主要医薬品市場(アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリス、日本)において2016年の13億ドルから2026年には37億ドルに成長すると予測されます。

DRGのオンコロジー部門から発行となった「膵臓がん;ランドスケープ&フォーキャスト/主要7カ国」で明らかにされた主要ポイントは以下である

  • 既存薬の市場浸透拡大:DRG社の予測では、イプセン/シャイアー社のOnivydeは欧州と米国で使用率が上昇し、日本では2019年に上市される。セルジーン社のアブラキサン(ゲムシタビンと併用)が局所進行性・転移性の標準治療として採用が見込まれ、加えて切除可能な患者へのアジュバント療法のへ適応拡大、及び新規併用療法の中核として使用率のさらなる上昇も予測される。キイトルーダは小規模な患者サブポピュレーションのみに承認済みであるが、セカンドライン市場でも顕著に売上に貢献する。
  • 転移性膵臓癌の新規薬剤:ファーストライン治療をターゲットとした開発が最も活発であり、2026年までにさらに新規標的薬3品目―PEGPH20(Halozyme社のペグ化ヒアルロニダーゼ)、ナパブカシン(大日本住友社のSTAT3阻害剤)、Lynparza(アストラゼネカ社のPARP阻害剤オラパリブ)―の上市が予測される。セカンドラインとしては免疫療法薬―PEG-ilodecakin(ARMO Biosciences社のペグ化IL-10の組換え製剤)―の上市が予想される。
  • 膵神経内分泌腫瘍(PNET)市場:イプセン/帝人社のソマチュリン(徐放性ランオレチド)が日本で最近承認された。しかし、小規模なPNET市場自体の価値は下がり、膵臓癌市場全体でのシェアは主な薬剤―イプセン/帝人社のソマチュリン、ノバルティス社のアフィニトール(エベロリムス)、ファイザー社のスーテント(スニチニブ)―の後発品による影響、及び今後10年間に新規薬剤の上市がないことを主な理由に、2016年の13%から2026年には4%に低下する。
  • 2024年以降の市場価値低下:ジェネリック化が進む本市場では、キー薬剤の大抵で後発品の影響があるため、2024年以降は成長が低下し、低下した価値が新規薬剤で相殺される可能性は低い。

ディシジョン・リソーシズ・グループの アナリストAnamika Ghosh, PhDのコメント:

「PEGPH20の承認が大いに期待されます。転移性膵臓癌のファーストライン治療に承認される初の標的薬です。この薬剤はヒアルロン酸高値の患者で目覚ましい臨床結果が示され、膵臓癌治療においてバイオマーカーに基づく層別化の先駆けになるでしょう。」

「Lynparzaによって、膵臓癌の医療方法に維持療法の概念が導入され新しい道が開かれるでしょう。この療法の対象はごく小規模な患者サブポピュレーション(白金製剤ベースのファーストライン治療に反応するgBRCA変異の患者)ですが、それでも膵臓癌治療で目覚しい躍進になります。」

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