米国のアルツハイマー病死亡率: 15年で55%増加

アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の報告によると、アメリカでのアルツハイマー病での死亡率は、1999年から2014年までの間に55%も増加しました。
その要因として、高齢化・早期診断・アルツハイマー病が死因としてカウントされる数が増加したこと、心疾患や脳梗塞での死者が減少したことなどが挙げられています。(CDCプレスリリース、2017年5月25日)
死亡率は今後も増加傾向にあると予想されています。
CDCによると現在アメリカではアルツハイマー病は65歳以上の人口の死因第5位になっており、死者数も大幅に増加する見込みです。
1946年から1964年までに生まれた、いわゆるベビーブーム世代が、現在高齢になり、1日あたり約10,000人の割合でメディケアに加入しており、2029年まではこのペースで加入者が増えていくと考えられます。
アメリカ国勢調査局によるとベビーブーマーは7,540万人おり、これからの高齢化に拍車をかけそうです。
より詳細な記事は米国本社のサイトをご覧下さい。
⇒ An oncoming “silver tsunami” could wreak havoc on the U.S. healthcare system