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世界の脂質代謝異常症市場、2015年の約170億ドルから2025年には240億ドル以上に成長

世界の脂質代謝異常症市場、2015年の約170億ドルから2025年には240億ドル以上に成長

ディシジョン・リソーシズ・グループの最新の調査によると、脂質代謝異常症の将来市場について、いくつかの注目するべきポイントを発表した。この調査によると、Amgen社のPCSK9阻害剤Repatha(evolocumab)の心血管アウトカム試験であるFOURIER cardiovascular outcomes trial (CVOT)の結果がACC.17で間もなく発表されるが、良好なアウトカムデータを受けブロックバスターになると予測されるが、高薬価のためピーク時の売上高は記録的水準には到達しないだろうと明らかにした。

Amgen社は、結果は良好と公表しているが、重要なポイントはどの程度良好かである。医療方法はどう変化するのか?そもそも変化するのか?Repatha、及び直接的な競合相手であるSanofi/Regeneron Pharmaceuticals社のPraluent(alirocumab)は、コレステロール値低下に有効であるにも拘わらず、高薬価のため使用率は伸びていない。さらに、費用対効果の分析では、PCSK9阻害剤の価値をその薬価に見合うようにするには、CVリスクの大幅な低下が必要であると示唆される。

安価な既存・新規経口薬が多数競合する中で、脂質異常症、CV疾患(急性冠症候群(ACS)等)の治療情勢は今後数年間で劇的に変化し得るが、完全にCVOTデータ次第である。

主要ポイント

  • 脂質異常症市場は、2015年の約170億ドルから2025年には240億ドル以上に成長すると予測される。主なブランド薬の特許失効で今後5年間は成長が抑制されるが、新規薬剤数品目の上市・使用率で最終的には相殺される。
  • 主なCVアウトカム試験数件の結果から、治療パラダイムにおける非スタチン系薬剤数品目(PCSK9阻害剤、オメガ3脂肪酸を含む)の位置付けに関して確証が出される。
  • 2015年にPCSK9阻害剤が現れ脂質異常症市場に勢いを与えたが、本薬剤クラスの使用は主に高CVリスク患者に当初は制限される。良好なアウトカムデータを受けブロックバスターになると予測されるが、高薬価のためピーク時の売上高は記録的水準には到達しない
  • 新規MOAを有する新規薬剤数品目によっても、後期の治療ラインで使用されるにも拘わらず市場成長は促進される。このような薬剤として、Esperion Therapeutics社のbempedoic acid(ETC-1002)、Merck社のanacetrapib、及びResverlogix社のapabetalone(RVX-208)が挙げられる。

ディシジョン・リソーシズ・グループ、アナリストDr. Tim Blackstock, MB ChB, M Philのコメント:

「CV罹患・死亡の減少が脂質異常症治療の最終目標です。CVOTデータは医師の処方、支払者の保険適用・償還に多大な影響を及ばす可能性があります。一方PCSK9阻害剤は、LDLコレステロール値の管理不能な高CVリスク患者に制限される可能性が高いと考えられます。1日1回投与型の新規経口薬bempedoic acidとanacetrapibの薬価はPCSK9阻害剤よりかなり安価と予測されるため、PCSK9阻害剤の使用がさらに制限されるでしょう」

【調査概要】

調査目的:PCSK9阻害剤が市場に与える影響を調査
調査対象:米国、日本、欧州5ヵ国(英国、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン)の多数のオピニオン・リーダー臨床医、研究者、規制や認可のエキスパート
調査方法:インタビュー、サーベイと多数文献によるセカンダリーリサーチ


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